過 ぎ 去 る ” 平 成 ” | ✿ 日々是好日 ~ 降っても晴れても ~ ✿

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勤労学生時代から30年“喜怒哀楽”のサラリーマン人生を経て独立。数十店舗の外食企業が上場し全国700店超になるまでを経験。飲食業で育てられた男が、今度は “厳しくも愉しいホテル経営” に挑戦!「無常迅速、時人を待たず」を我が肝に銘じ。

 

" 平成 "の時代が、あと3日で終わる。

 

 

思えば平成元年、つまり1989年には

世界の企業時価総額トップ50に日本の企業は32社も入っていた。

トップはNTTだった。

GDP(国内総生産)をはじめとする各種経済指標も

日本は世界のトップの水準にあったのだ。

 

 

平成元年世界時価総額企業順位

 

 1 NTT  日本

2 日本興業銀行 日本

3 住友銀行 日本

4 富士銀行 日本

5 第一勧業銀行 日本

6 IBM 米国

7 三菱銀行 日本

8 エクソン 米国

9 東京電力 日本

10 ロイヤル・ダッチ・シェル 英国

11 トヨタ自動車 日本

12 GE 米国

13 三和銀行 日本

14 野村證券 日本

15 新日本製鐵 日本

16 AT&T 米国

17 日立製作所 日本

18 松下電器 日本

19 フィリップ・モリス 米国

20 東芝 日本

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「株も土地も永遠に上昇を続ける」。今ではバカげた話だが

″山の頂き ″立っていた当時は、国も金融機関も

そう信じて疑わなかった。

 

これらの現象はバブルだったとわれわれは後に思い知らされるが

当時は「これこそ新しい時代」と錯覚していたのかもしれない。

 

 

あれから30年、平成30年

まったく変わってしまった。

 

 

 

平成30年世界時価総額企業順位

 

1 アップル 米国

2 アマゾン・ドット・コム 米国

3 アルファベット 米国

4 マイクロソフト 米国

5 フェイスブック 米国

6 バークシャー:ハサウェイ 米国

7 アリババ・グループ・ホールディングス 中国

8 テンセント・ホールディングス 中国

9 JPモルガン・チェース 米国

10 エクソン・モービル 米国

11 ジョンソン・エンド・ジョンソン 米国

12 ピザ 米国

13 バンク・オブ・アメリカ 米国

14 ロイヤル・ダッチ・シェル 英国

15 中国工商銀行 中国

16 サムスン電子 韓国

17 ウェルズ・ファーゴ 米国

18 ウォルマート 米国

19 中国建設銀行 中国

20 ネスレ スイス

 

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35 トヨタ自動車 日本

 

 

 

トップ50にアメリカが31社、続いて中国が7社

イギリス・スイス・フランスが2社。

日本はどうか?

ずっと見ていくと35位に、ようやく日本企業が見つかる

トヨタ自動車の35位、1社だけだ。

 

 

平成という時代、バブル崩壊と日本の凋落ぶりは今更言うまでもない。

バブル崩壊後の″負の遺産処理 ″には「失われた20年」と呼ばれるような長い時間を空費した。

 

その間、日本から変革への機運も失われていった。一方アメリカなど

現在の経済を牽引しているグーグルやアマゾン、フェイスブックなど

若き20代創業者による新しい資本主義ともいうべき

経済ルールが台頭してきた。

 

生活様式は変わり、働き方も多様化、労働人口や消費構造など、社会を形成するあらゆる土台が変化するにもかかわらず、日本では決別するべきだった昭和の価値観は政財界にいびつな形で居座り続けた

結果ではないか。

 

 

 

そして時代は、

「平成」から、新しい「令和」へ!

 

 

 

どうする日本!?

 

 

 

 

 

 

本日は以上です。