和水町には ″八つの神様ご利益めぐり ″というのがある。
① 目の神様 ② イボの神様 ③ 胃の神様 ④ 性・腰の神様
⑤ 歯の神様 ⑥ 命の神様 ⑦ 耳の神様 ⑧ 手足の神様
金栗四三ミュージアムから生家記念館まで車で約10分。
途中の道路沿いにあった ④ 性・腰の神様へ立ち寄ってみた。
「七郎神」
「こんにちは」と、おもわず声を掛けてしまいそうになったが・・・
近づいてもピクリとも動かない!
そう、この方々も案山子。
正治2(1200)年、この地方の坂梨家の祖、坂梨弥五助が土地鎮護と農耕開拓の守護神として、肥後一の宮 阿蘇神社本宮より、御分霊を戴き
この村に下り、山森阿蘇神社を創建したと言われている。
その時、供養者の一人として同行してきたのが坂梨七郎右衛門。
この塩井谷に住居を構え、農耕技術を普及したと伝えられる。
村人達は、七郎右衛門の地域では、毎年農作物の豊作を祈願し
種の繁殖・増強とともに、生むは産むに通じ
子孫繁栄・安産・夫婦和合の神様として
陰茎弱き人、子宝に恵まれない人縁遠き男女
夜尿症、足腰の病等に悩む人々それぞれに霊験があるという。
現に受児除災、陰茎弱き人、足腰の病等著しき御霊験を受けて
歓喜している事実がある。
信仰・祈願する人は、作り物の男根を奉納する習わしがあり
御願成就のあかつきには
男は白色、女は赤色の住所に・氏名・年齢をを書いて
お礼参りをする風習があるらしい。
顔をしかめる方もいるかもしれないが
藁にも縋る人たちの気持ちは至って真剣なさまなのだ。
亀吉も こっそりお参り ・・・
次回はお隣の玉名市へ!
本日は以上です。