企業の継続雇用年齢を65歳から70歳に引き上げる政府方針を表明。
働く高齢者を増やすことで、人手不足を解消するとともに
年金制度などの安定化を図るというのがその理由だ。
高齢者が若者を支える社会を作ればいいという
逆転の発想と言い出す始末。
思えば平均寿命がもっと短い時代の方が
日本人は幸福であったかもしれない。
1960年代に始まった国民的アニメ番組「サザエさん」は
「磯野波平54歳、舟50ン歳」という設定である。
いまの感覚で言うと、どう見てもおふたりは70代くらいに見えてしまうけれども、下のワカメちゃんが9歳なんだから、そんなに老けているはずがないのである。
とはいえ、1960年代の日本においては
サラリーマンの定年は55歳であり平均寿命は60代であった。
すなわち波平さんはあと1年で定年となり
あと10年程度でお迎えが来るはずであった。
定年後やら第2の人生なんてことは
そんなに深く考える必要はなかったのである。
そういうことであるなら、現在の私は
波平さんより5つも年上の59歳となってしまった。
そのうえ「ヘタすりゃあと40年くらいは生きるかもしれない・・・」
などと考えている。
どうしますか、ご同輩。
東区下江津湖にて
わずかここ数十年の間に暮らしの環境は大きく変わった。
見えていたゴールを先延ばしされ続けているようで
我々アラカン世代が割を食っているような気がするのは亀吉の料簡違いか・・・?
本日は以上です。