熊本城の城下町の風情を留めた歴史の生き証人でもある「町屋」。
「町屋」 とは?
中心市街地から南西に位置する新町・古町地区は
明治10年の西南戦争で町全体が焼失した後、比較的短期間で復興したと考えられ
焼失前の姿、つまり江戸時代後期の様式で再建されたものと推測されています。
その特徴として、建物が町割に従い建ち並び軒がそろっていること
職(仕事場)と住(住まい)が一帯となっていることがあげられています。
新町・古町地区では、このような特徴を有しつつ
明治期・大正期・昭和初期に建てられた建物を町屋と呼んでいます。
子供たちは別の場所に移り住んでいるいることが多く
そのため次世代に現状のまま引き渡すことができるかが課題。
近年、アパートやマンション等が建設され
この地区の町屋は毎年10軒程度ずつ失われているといいます。
現在、町屋研究会や様々な地域団体が協力して
この歴史の生き証人である「町屋」を後世に残し
この地区が持つ個性を高め町の活性化に繋げていく活動が行われています。
先日は、新町・古町 町屋めぐりのイベントが行われていました。
受付場所になっていたのは、大正中期、卸問屋街として賑わった唐人町に大正8年
第一銀行の九州初の支店として開設された建物。▼
のちに有形文化財に登録された建物も取り壊しの危機に。
しかし、保存を願う市民の署名により建物の活用が決まったのです。
通りすがりに2軒ほど紹介します。
まず、町屋を改装して造られた西唐人町にある
▼ 「器季家(ききや)カフェ」
カフェのほかにも熊本の作家さんの作品の展示販売や
いきなり団子・だご汁・馬肉丼などくまもとヂカラを味わえる空間です。
こちらは、萬町にあるガンパチ屋
当時は日本三大煙管屋ともいわれるほどの名店だったそうです。
タバコパイプを咥え、煙を燻らせながらみんな歩いていたんでしょうね。
現在は空家となっており、町屋の風情を活かし、一部改装されて大切に保存されています。
ということで
今回は熊本の城下町に残る「町屋」の紹介でした。
本日は以上です。
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