戦乱の世に終止符を打ち、徳川幕府の礎を築いた徳川家康。
彼は、戦国武将の中でも群を抜いた"健康マニア" だったそうである。
なにしろ平均寿命が30歳だった時代に、75歳の長寿を全うしている。
これは歴代徳川将軍の中でも、15代慶喜(没年77歳)に次ぐ2番目の長さ。
体への気配りを積み重ねたことで、当時としては異例の長寿を達成したのだ。
美味しいものを食べようと思えばいつでもグルメ三昧の暮らしができる立場でありながら
普段から白米よりも麦飯を食べてたいたという。
麦飯は、タンパク質やビタミン、ミネラル類、食物繊維などを多く含み、白米よりはるかに健康的なのだ。よく噛まないと美味しくないため、自然と丹念に咀嚼することになる。
これが脳を刺激し、ぼけを予防することにもつながったのではと・・・?
「だれでも、美味しいものを食べたいと思うもの。
わかっちゃいるけど、つい・・・」
という誘惑に負けてしまうという人も多いはず。σ(^_^;)
家康がすごいのは、そういう誘惑に打ち勝って、節制の生活を生涯にわたり貫いたこと。
それほどの決意は、どこから来たのか?
家康は、6歳から19歳までの期間、織田家と今川家の人質として過ごしている。
多感な時期を、明日の命の保証もない境遇で過ごしたことは
彼の精神面に大きな影響を及ぼしたのではないかと・・・。
おそらく、この時代の経験を通じて家康は「生き残ることが何より大事」
という人生観を身につけたのではないか。
「鳴かぬなら、鳴くまで待とう ホトトギス」。家康の忍耐強い人柄を示した句。
"待つ″姿勢に徹した家康の、その根底には「とにかく生き残る」という思想を持っていたのだろう。
それが生涯にわたる節制を支えた原動力になったのではないだろうか。
食で養生するという一例だが、現代においては、「生き残る・・・」
というより「健康でいることが何より大事」。
つくづく、そう思う。(^_^;)
で、ボクが好きなのが
麦飯に “ しょんしょん ”
※しょんしょんとは、福岡県南部から熊本県北部にかけてのもろみ味噌のことで方言。昔ながらの味だ。(^_^)v
本日は以上です。
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