「今年こそは」、「今年はさらに」・・・良い1年であってほしいと
さまざまなところで年の始めに誰もが願います。
いまわが国の状況は国内外ともに進めなければならない改革が遅々として進まず
それどころか、年を追って悪化の一途をたどっているようにさえおもえます。
先の衆院選では再び与野党逆転となり
その先に彼らが見ているものはこの夏の参院選。
デフレからの脱却ができず不景気の波に多くの人々が職を失ったり
苦しさや不安な生活を強いられています。
さらに東日本大震災後の復興や原発に苦しんでいる人々もまだ大勢います。
こういったことはもちろん政治家をはじめ
国民の代表として国をリードする立場にある人たちの責任が大きいです。
しかし、一方での大きな問題は
やはり我々一人ひとりの国民のあり方ではないかと思うのです。
多くの国民が政治をわが事とせず、誰かが何とかしてくれるだろうと傍観しているのです。
先の選挙の投票率でもそれが見てとれます。
面倒なこと、自分が損することからは目をそらすのに
国や行政には、あれをしてほしい、これをしてほしいといって甘え、依存しているのです。
こういったことは、国に限らず各種団体や企業内でも同じことなのですが
皆がもたれあい、人に頼りあっていたら、国も社会も成り立っていきませんし
事態は決してよくりません。
よく日本人は平和ボケなんてことを聞いたりしますが
まずは我々国民一人ひとりが依存心を払拭し、自主自立の精神を培うこと
自らが変わってゆく必要があると感じます。そしてもっと政治に関心を寄せ
よりよい政治が行われるように一国民としての責任を果たしていく。
今、このことが求められているのではないでしょうか。
これから未来を生き抜いていかなければならない子どもたち
或いはこれから新しく生を受けて育つであろう子どもたちのためにも安心して暮らせる社会
誇りと夢のある強く美しい国、日本を取り戻していかなければならないと感じています。
元々あらゆる潜在的能力の高い国民ですから、その魁となる年になることを願ってやみません。
本日は以上です。