「雲は湧き 光あふれて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ」。♪♪♪
夏の甲子園の大会歌として有名な「栄冠は君に輝く」。
そのメロディーを毎年聞くたびに暑い夏の高揚感を覚える。
作曲は戦前戦後の歌謡界を代表する古関裕而(こぜきゆうじ)さん。
(1909年~1989年)。欽ちゃん(萩本欽一)が司会を務めた
「家族対抗歌合戦」の審査委員を長く務めた人だ。
古関さんは誰もいなくなった甲子園球場のマウンドにたたずみ
この曲をイメージしたそうだ。その古関さんは福島の出身。
いまだに故郷は東日本大震災の傷痕残り、原発に苦しんでいる。
わきあがる雲の上から心配して見守っておられることだろう。
今日から全国49校が甲子園に集い
第93回全国高校野球選手権が幕を開けた。
開会式には被災地の野球部員が招待された。
岩手・宮城・福島3県の被災地の高校生によって収録された
「栄光は君に輝く」が球場で流された。
金沢(石川)の主将は選手宣誓で「春から夏にかけ、忘れることのない
さまざまなことが起きました。それでも、失うばかりではありません。
日本中のみんなが仲間です。勇気を日本中の仲間に届けられるよう
全力でプレーすることを誓います」 と述べた。
わが熊本代表は春夏通じて初の専大玉名高校である。
持ち前の粘り強い野球で
歌詞にある感激をそのまぶたに焼き付けてほしいとおもう。
本日は以上です。