昨年、「もしドラ」(もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら)の影響で
再び書店やセミナー等ドラッカーが又クローズアップされているようです。
その経営学者ピーター・F・ドラッカーの数多い名言名句の中で
「強みの上に築け!(Build on strength) 、
「得ての上に自らを築け!(Build on your own strength)」
ということがあります。
これは個人が商売を始める場合等実は、とても重要な要素となります。
「自分の強みは何か?」「らしさとは何か?」
「何が得意か、また好きか?」
飲食や物販であれば、その業種(何を売るのか?) や
業態(どういう売り方をするのか?)
また、これまでどういう技術や経験・知識の蓄積があるか追及する。
ところが、そんなこととは関係ないところで、あんな商売が儲かりそうだとか
今売れてるからとか、カッコよさそうだとか、楽しくやりがいがありそうだとか
資金があまりいらなさそうだとか、そういうことばかりに目が向き
自分の勘や度胸だけを頼りに失敗する人がとても多いのです。
大切なことは、あらゆるビジネス・商売は
全て自分の「強みの上に築け!」ということなんです。
つまり、「相手の土俵ではなく、自分の土俵で勝負しろ!」
ということです。
成果を上げる経営者やマネジャーは、弱みを中心に捉えては
ならないことを知っています。
成果を上げるには、利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、部下の強み、
上司の強み、自分自身の強みを使わなければならないことを知っているのです。
また、そうした一人ひとりの強みを生かすことが組織の特有の目的なのです。
しかし、自分の強みというのは自分で分かっていること、意識していること意外に
自分ではなかなか分からないこと、気づいてないこともあります。
したがって他の人との交流するなかで
率直な自分に対する見方を引き出すということも必要なことです。
そうすることで、自分の意識にない意外な潜在的強みを
発見できたりもするものです。
あと、ボクの友人のコンサル
あの男ですけど・・・(笑)は
商売の組み立ては
「強みとニーズを合致させること!」
ニーズのない強みは商売にならないし
強みでないニーズを追っかけても勝てません。
と言っています。
確かにニーズを見極めることって必要だし、それを
自分の「強みの上に築こうとしているか?」 というこが大事です。
現在既に商売を始められた方、これから始めようとしている方はぜひ
このことを自問自答してみてください。
さらに言えば、その 「ニーズを自分の強みの上に創造できる」
アイデアや洞察力、これが実はもっと勝因を決定する上で重要です。
そのためには、あらゆることに興味や関心を持って
アンテナを張り巡らしておく必要があります。
これはひとつの才能で
口でいうほど簡単なことではありませんが・・・(^_^;)
@ : でも商売での成功の楽しさって、ホントはこれなんだろうなぁ
本日は以上です。