先週から通常国会が始まった。
予算の国会であるが
問題は、予算関連法案のゆくえである。
そのなかで重要な予算関連法案が3つある。
ひとつは、法人税実効税率5%引き下げを含む
「税制改正関連法案」。
ふたつ目は、赤字国債44兆円を上回る
「赤字国債発行法案」で
そして、「子ども手当法案」である。
いずれも今国会で通らなければ、事実上予算が組めない。
本予算案は衆院を通過すれば自然成立するが
予算関連法案はそうはいかない。
ねじれ国会となる参議院で、民主党は少数である。
当然だろうが、自民党や公明党は反対をする。
彼らにしてみたら、ここが勝負どころだと最初から決めているのだ。
だから、解散することを条件に、関連法案を通してもよいと
おそらく迫って来る。
民主党は解散したら負けるのは間違いない。
負ければ民主党は政権政党ではなくなるし
菅さんも首相ではなくなるわけだから
負けるであろう解散を
菅さんがやるわけがない。
民主党はどうするのだろうか?
やはり、キーパーソンになるのは、現在代表代行として
実質なんの役割もない仙谷さんの動きだろう。
裏方に徹して、自民党や公明党との舞台裏での話し合いで
妥協案を取り付ける役割をする。
国対委員長である安住さんもいるが
この場面で、どういう立ち回りをふたりができるかということが
注目すべきところだろう。
本日は以上です。