今春卒業予定の大学卒の就職内定率が
68.8% と
2年連続過去最低になっているという。
景気は緩やかに回復基調とは言っても
企業側にはまだ先行きの不透明感や、新卒を採用し教育に投資する余裕はなく
即戦力としての中途採用に目が向くのも致し方ない。
アジアを見渡しても、韓国も中国も大して事情変わらない。
現在の日本でも、その気になれば、仕事はあるはずだ。
要は、会社のえり好みをして、どんな仕事をしたいのか?
ということではなく、どんな会社に入れるかという
最初の入り口ばかりを気にする。
しかし、大事なことは職業人として、仕事に就くこと。
そう、「就職」することを最優先に考えなければならない。
どんな仕事でも良いから、まず働くことを考えるべきだ。
自分で、生活費を稼ぐ。
生計をたて安定させ、そして
自分を向上させ、価値ある人間に高めてゆくための
目標を持つことだ。
そのすべてのとっかかりとして
まずは仕事に就かなければないけない。
内定がもらえないからもう一年留年なんて
すすめられることではない。
最近は子の就職に親が一緒になって相談に来たり
一緒に就活して回っている光景がTVに映し出されていた。
そんな子を、企業側が採用するだろうか?
ボクなら採用したくない。
親なら、大学を卒業したら自分で食っていけ、と突き放すのが
筋ではないだろうか。
大学を卒業しても、まだ半人前。
仕事をすることで一人前になる。
どんな仕事でも、与えられた条件の中で、一生懸命やっていたら
必ず認めてくれる人が現れるし、新たな出会いやチャンスも生まれてくる。
そこで、もっといい職種や、やりたいことが見つかったり、声がかかることもあるかもしれない。
当たり前のことだが、それも仕事を始めない限り
自分を評価してくれる人は出てこない。
実際、最初から仕事ができる者など、ほとんどいないのだ。
だからこそ早く仕事に就いて、一人前になったもの勝ちなのである。
本日は以上です。