全てが溶け合った日本人の原風景(3)
そこで、もう一枚の写真を・・・。(写真なくてスミマセン)
雨がちで湿気の多い日本の風土で生まれた日本人は
こうした霞がかった風景が大好きなのです。
また、どこまでが雲か、海か、水田か分からない、全てが溶け合った景色にこそ
日本人は美を感じます。
これが韓国人ならば、雲をどけてくれ、青空にしてくれと思うはず。
韓国人は民族衣装を見れば分かるように
原色に近いくっきりした色を好みます。
日本人とは美意識のあり方が異なるのです。
このように対立ではなく、調和を重んじ、一から十まで説明せずとも
お互いに「察する」という文化を持つ日本人は
まさに曖昧な風土を愛することから、生まれてきました。
前アジア的日本は海・山での生活に
農耕アジア的日本は平地の稲作生活に由来し
この二つが対立せずに複合していくことで
独特な日本文化が形成されていったのです。
※「歴史街道」呉 善花氏「日本文化史」講座より
とりあえず、今回はここで終わります。
また、いつか、何故、韓流ブームなのか(もう過去のこと?)
といった別の視点からも少し紹介してみたいと思います。
今日もボクのお昼は
小さいホテルの無料朝食のこりもの。
・・・・・・・・でした。
本日は以上です。



