埋蔵量はなぜわかる?
金やプラチナなどの貴金属やダイヤモンドなどの鉱石は基本的に有限資源です。数万年単位でみれば別ですが、地中から掘り出し尽くしてしまった後はどうあがいても新しく採掘は出来ません。宝石や貴金属だけではなく、石油や天然ガスなどの資源も同一ですね。これらの埋蔵量は定期的に調べて確認しています。国別で資源の埋蔵量ランキングなんかは、インターネットで検索すれば簡単に出てきます。例えば金の埋蔵量ランキングは、1位オーストラリア(約9800トン)2位南アフリカ(約6000トン)3位ロシア(約5500トン)と、こんな感じです。では、この埋蔵量ですが、どうやって調べているのでしょうか?埋蔵量はなぜわかる?結論から言えば、理論値を計算しています。様々な地質データや生産データをもとにして計算されます。この山の重量はこれくらいで、金が含まれる岩石がある地層は全体の〇%で、過去の採掘データから採掘した岩石に含まれる金は〇%くらいで、その他いろいろ計算すると、だいたい〇〇キログラムはあるな。と、こんな感じでしょうか。ちなみに、この埋蔵量はいくつか種類があります。採掘の可不可を考えず単純にどれくらいの量があるのかを計算したものを原始埋蔵量といいます。人類では手が届かない場所にあるものや非常に採掘が難しい所にものも含めて量を計算したものです。原始埋蔵量は、原則として採掘すればするほど減っていきます。(調査確認が出来ていない場所で資源が見つかれば増えますが)そして、技術的・経済的に採掘できるものを可採埋蔵量といいます。じつはこの可採埋蔵量は増えることがあります。技術は日々進化しています。20年前は技術的に採掘が不可能だったり、可能であっても採掘できる金の価値を超えるほどの莫大な予算がかかり本末転倒だったり、そんな場所にあったものを現代では簡単に短時間で採掘が出来るようになったりしています。そのようにして可採埋蔵量は増えていきます。ちなみに可採埋蔵量は、そのデータの信頼性によって3つに細分化されています。信頼性の高い順から、確認埋蔵量、推定埋蔵量、予想埋蔵量です。〇年後には枯渇する!?といったニュースや話題がたまに起こりますが、それは確認埋蔵量だけのデータだったりと、事実ではあるけれど現実的ではない情報です。1970年代に「このままでは石油が30年くらいで無くなってしまう!」なんて言われて騒ぎになりました。がしかし、現在は2020年です。30年どころか50年です。多くの車がガソリンで動いています。宝石や貴金属も同様です。もちろん無限資源ではありませんので、地球全てを掘り返して採取してしまえば枯渇してしまいますが、すぐにどうこうという話ではありません。▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ジュエリーの製作・リフォームご相談受付中お客様のご使用頻度が少なくなったジュエリーを下取り・買取りしまして、製作のご予算に充てることが出来ます!古いデザインのジュエリーに付いている宝石を使ってリフォームをする際、元のジュエリー枠は下取りしています!お客様の中には、製作費用よりも買取り額の方が上回り、オーダーいただきましたお品物の納品と一緒に、買取りジュエリーの上回り額をお渡しするなんてことも!?まずは、どんなことでもお気軽にご相談ください!ジュエリーShinwaMail:shinwa@prcom.jp▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼