世の中には大きい物から小さいものまで様々なダイヤモンドがあります。
そのような一般的なダイヤモンドは固有の名前はありませんが、
例えば以前の記事で紹介したところですと、「呪われたダイヤモンド」としての逸話があるような固有の名前がついて有名なダイヤモンドなどがいくつかあります。
この「呪われたダイヤモンドは」はホープダイヤモンドという名前です。
現在はアメリカのスミソニアン博物館が所蔵しています。
他にも以前紹介したところですと、イギリスの王冠や笏などに使用されている「カリナンダイヤモンド」や、
同じくイギリス王室が所有している「コー・イ・ヌール・ダイヤモンド」などがあります。
パシャ・オブ・エジプト・ダイヤモンド
八角形で約40ctほどのインド産ダイヤモンドがありました。
1848年にエジプトのパシャという将軍が購入しました。
それから時が経ち、1879年その息子のイスマイル・パシャが国を追われるという事件が起こります。
その時にイスマイル・パシャは多くの財宝を持ち出し、その中に件のダイヤモンドが混じっていたようです。
(八角形ダイヤモンドイメージ)
その後売却され、1933年にはカルティエによってエジプトに売られ、エジプト王の所有となりました。
それからイタリアの宝石商のブルガリが買い取り、アメリカのバーバラ・ハットン夫人に売却。
しかしハットン夫人はこの八角形が気に入らず、カルティエに再カットを依頼しました。
約40ctほどあったダイヤモンドが38.19ctになり、指輪にセットされました。
その後再びカットされて36.22ctとなって、現在はヨーロッパで個人所有になっているといわれています。
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