沃野の刑事 堂場瞬一 | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

明日から極寒になるそうです。

 

嫌だな~。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「沃野の刑事」 堂場瞬一

 

(焦土)(動乱)に続くシリーズ三部作のラスト。

 

さてどうでしょうか?

 

物語は1970年。

 

大阪万博を控え、高度経済成長で沸き立つ日本が舞台。

 

このシリーズの友人三人。

 

刑事と公安と記者。

 

今回は記者の息子が自殺で死んだことから物語は始まります。

 

実は息子は大学時代に学生運動に少し首を突っ込み、運悪く逮捕された過去がありました。

 

その事を誰かが漏らし会社に居づらくなり自殺したのではないかと友人の父親は疑います。

 

漏らしたとしたら刑事か公安。

 

その事で二人の友人を責めます。

 

不審に思った刑事と公安の二人は独自の調査を始めます。

 

すると二人共上から捜査をやめる様に横やりが入ります。

 

強引に捜査を続けると、日本全土を揺るがすスキャンダルの存在が、徐々に明るみに出できます。

 

果たして息子の自殺の原因は?

 

と言う物語。

 

堂場さんなんで安定して読めるレベルの作品にはなっています。

 

ただ三部作の最後だから、三人の関係に何かしらの答えをもう少し明確に出して欲しかった気がします。

 

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