善も悪もあるのが人間(「まだ人を殺していません」 小林由香) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「まだ人を殺していません」 小林由香

 

小林作品二冊目です。

 

タイトルからメチャ興味を惹かれた一冊。

 

さてどうでしょうか?

 

主人公は過去に娘を事故で亡くし、その後旦那と離婚し一人暮らす女性。

 

ある日亡き姉の元夫が死体遺棄&殺人の容疑で逮捕されます。

 

亡き姉には亡くなった娘と同じ歳の息子が居て、父親の逮捕で面倒見る人が無い状態になり、主人公が引き取る事になります。

 

特殊な事件なだけあり、世間に名前の知れてしまった少年を面倒見るのはかなりハードルが高いのですが、手探りで二人での生活の日々が始まります。

 

頭のおかしな父親と生活して居た事から、真っ当な感性の持ち主なのかどうかも分からず、一つ一つの行動にいちいち頭を悩ませる日々。

果たして二人の生活は上手くいくのか?

 

という物語。

 

ある種肩透かしな展開でした。

 

でもタイトル含めてそれは狙った展開。

 

凄いな~と実感しました。

 

今後もっと良くなる作家さんだと思います。

 

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