今や日本のノワール&クライムは長浦さんのもの(「プリンシパル」 長浦京) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「プリンシパル」 長浦京

 

(リボルバーリリー/大藪春彦賞)(アンダードックス/直木賞候補)と、今や日本のノワール&クライム小説の第一人者となった長浦さん。

 

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さてどうでしょう。

 

物語は1945年の東京にある、関東最大級の暴力組織、四代目水嶽本家。

 

親分の死と終戦が重なり、後継者である兄が戦地から帰還するまでの間娘である主人公が代行でトップを務める事となります。

 

亡くなった父親から子供の中で一番才能があると言われただけあり、瞬く間に手腕を発揮し、どんどん勢力を拡大していきます。


懐柔と癒着を謀る大物議員や、利権と覇権を狙うGHQの暗躍、そして勢力拡大を目論む他の極道組織の瘴気。

 

身内を含めて多くの血を流しながら世の中を渡り歩いていく主人公。


しかしその分身内にも多くの敵を生む事になります。

 

彼女を狙うのは敵だけでなく、身内も!

 

果たして彼女の未来は?

 

という物語。

 

日本版&女性版ゴッドファーザーの様な物語。

 

重厚で分厚い物語をこれだけ書けるのは長浦さんだけ。

 

一時期の馳星周さん並の勢いです。

 

今後もメチャ楽しみです。

 

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