皆さんこんばんは。
今夜は平日にも関わらず宴会予約。
GWより明けてからの方が忙しい変な店です。
さて恒例の夜中の本紹介。
「はぐれんぼう」 青山七恵
大好きな青山作品久々です。
全作読んでる身としては、ワクワクしかない。
さてどうでしょうか?
主人公はクリーニング店で働く女性。
日々お客さんから持ち込まれる衣服を検品し工場に送り、返って来たものを再びお客さんに渡す仕事をしています。
そんなか持ち主が長く引き取りに来ない衣服(はぐれんぼちゃん)は、既定の日数を超えると保管倉庫に送るのですが、保管場所が一杯になり店に送り返されてきます。
廃棄してもいいのですが、着れるなら着ていいからとお店の人に一箱持ち帰らされてしまいます。
翌朝目覚めると、それら衣服が勝手に体全体を覆っていました。
不思議な感情に襲われた主人公は覚えていた衣服の持ち主のもとを訪れるが、次々に受け取りを拒絶されます。
途方に暮れているとトレンチコートの謎の男ユに導かれるまま、クリーニグ店の本社工場へ行く事になります。
道中同じ様な体験をした人達が増えていき、不思議な施設に到着します。
果たして主人公の運命は?
という物語。
多分青山さん初のファンタジーSF系物語。
そして初めて失敗作ではないかと感じた一作。
今までに無い作品を書きたかったんだと思うけど、青山の持ち味は出てなかった。
次作に期待です。
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