人間の怖さを描く怪談集(「角の生えた帽子」 宇佐美まこと) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「角の生えた帽子」 宇佐美まこと

 

ブレイク直前で大爆発しそうな宇佐美さん。

 

個人的には直木賞狙える作家さんだと勝手に思ってます。

 

今作は角川ホラー文庫から出た短編集。

 

さてどうでしょうか?

 

12編からなる短編集で、怪異や幽霊的な存在も出てきますが、それら自体の恐怖ではなく、あくまでもそれを取り巻く人間たちの人間模様が主軸の作品。

 

不倫・家庭内暴力・ニート・児童虐待などがテーマになってます。

 

流石の筆力でどの話も上手いな~と思うんだけど、何時もの凄さは感じなかった。

 

上手さが目立ち、怖さや宇佐美さんらしい持ち味が薄かった気がします。

 

まー時にはこういう作品もあるでしょう。

 

やはり長編で勝負して欲しいですね。

 

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