皆さんこんばんは。
雨降ると更に静かになりますね。
三連休に期待しましょう。
恒例の夜中の本紹介。
「向日葵のある台所」 秋川滝美
(居酒屋ぼったくり)シリーズで人気の秋川さん。
食事がテーマというのは同じですが、今作は何時もと違い少しシリアスな感じ。
さてどうでしょうか?
主人公は46歳の美術館の学芸員で、中二の娘がいるシングルマザーです。
理解のある職場の人達にも恵まれ、東京の郊外で親子二人、平和に暮らす日々です。
そんな折、姉から母が倒れたと電話がかかっきます。
しかし主人公は母と姉とも折り合いが悪く、どうしても避けられない冠婚葬祭以外は極力関わらないようにしてきました。
帰省など一ミリたりともしたくなかったのですが、聴く耳を持たない姉は、とにかく来ての一点張りで、仕方なく帰省する事にします。
母は無事だったのですが、退院後の面倒を姉から押し付けられてしまいます。
主人公と母と娘の三人の新生活が始まります。
果たして三人の行方は?
という物語。
三代に渡る女性の話なんだけど、血の濃さの良い部分と悪い部分を上手く描いてあります。
普通に良い話として最後まで読めるけど、やはり持ち味ではないな~。
もう少し軽快な作品の方が作者の良さが出る気がします。
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