設定は良いんだけどな~(「裂けた明日」 佐々木譲) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「裂けた明日」 佐々木譲

 

久々の王道ハードボイルドらしき佐々木作品。

 

さてどうでしょうか?

 

物語の舞台は、近未来の日本。

 

福島の原発爆発がきっかえで、日本国は内戦状態にあり、盛岡政府側の地上軍と民兵舞台と国連の平和維持軍が入り乱れています。

 

主人公は福島の山奥で隠居生活を送る初老の男性。

 

ある日東北民間防衛隊に追われる女性とその娘が救済を求めてきます。

 

女性は、主人公の大学時代の旧友の娘であり、一時期恋愛関係にあった事もあり、二人を逃がす手助けをする事にします。


密かに逃げる為、原発の高濃度汚染地域を通過し、軍事境界線を越えて、東京へ南下していきます。

 

果たして無事に東京にたどり着けるのか?

 

という物語。

 

設定はメチャ面白いというかワクワクしますね。

 

けど展開は薄いというか、予定調和的。

 

佐々木作品と思うと、及第点は行ってない気がします。

 

残念、次作に期待です。

 

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