皆さんこんばんは。
今夜はお初のお客さんと楽しい一夜でした。
恒例の夜中の本紹介。
「下鴨料亭 味くらべ帖 料理の神様」 柏井壽
京都を舞台としたグルメ小説と言えば柏井さんの独断場。
実際の経験と知識をベースに、過去にも色々と教徒が舞台のグルメ小説を書いています。
殆ど読んでますが、今作は新シリーズ。
さてどうでしょうか?
物語の舞台は傾きかけた京都の料亭糺ノ森山荘。
天才料理人の父の後を継いだのは娘とその入り婿。
コロナとも重なり未来が見えない状態の時に、亡き父の紹介状をもった初老の料理人が訪ねてきます。
父の意思なのでとりあえず雇う事になるのですが、既に板場には若手の板長が居る状態。
板長を二人にするわけにはいかないので、どちらが料亭に相応しい料理をつくれるか、板長の座をかけた料理対決をする事になします。
審査するのは食通の常連さんやグルメライター達。
季節に合わせてイワシ、筍、鱧・もみじ弁当・肉料理とテーマを変えた戦いを描いた物語。
物語としてはありきたりですが、やはり柏井さんの料理の描写は旨そう。
それだけでも読む価値ありますね。
既に続編も出てますので、見つけたら読みます。
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文庫オリジナル。