皆さんこんばんは。
恒例の夜中の本紹介。
「マザー・マーダー」 矢樹純
久々の矢樹作品。
何やら今までの作品とは違う感じ。
さてどうでしょうか?
物語は5章からなるミステリー。
しかし各章が主人公が違うので、初めは短編集かと思う程。
冒頭住宅街にある一軒家に小さな子供が居る新婚が引っ越してくる所から始まります。
子供がよく泣くので心配してた所、隣に住む母親が怒鳴り込んできます。
何でも引きこもりの息子が居て、子供の泣き声が五月蠅くて仕方ないとの事。
近所でも同じ様に怒鳴り込んでいる事が分かるのですが、肝心の息子の姿を見た人が居ない。
この話を軸に物語は進んで行きます。
しかし二話目・三話目は全く関係なさそうな物語。
?と不思議に思っていると、四話目で要約息子の過去が描かれます。
そしてドンデン返しの五話目。
いや~色んな仕掛けがしてあり、よくぞ纏めました。
気づいてない点もあるかもしれないので、読み直すと色入りと気づくかもしれない作品。
矢樹さんの新機軸作品だと思います。
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