皆さんこんばんは。
恒例の夜中の本紹介。
「一膳めし屋丸九 五 しあわせ大根」 中島久枝
グルメ+時代物のシリーズ第五弾。
さてどうでしょうか?
今作は亡き父・九蔵が板長を務めた料亭英が主軸の話。
主人公のお高が思いを寄せる絵描きの作太郎は、本当はこの料亭の跡取りなんですが、絵描きになりたくて跡継ぎを放棄。
代わりに店を守っているのが、作太郎の許嫁だった女性。
ある日、贔屓の客用のおせちの重に入れる、煮しめが何故か消えてしまいます。
作太郎は、九蔵の味を継ぐお高に、代わりの煮しめを作ってほしいとお願いに来ます。
料亭の料理など出来ないと断るお高。
その話をメインに、出汁がたっぷり沁み込んだ風呂吹き大根、酢醤油でいただく蟹鍋煮、ほっと温まるあずきの汁粉が今作で登場します。
安定感は抜群。
そしてお高と作太郎の仲も少しだけ進展した感じです。
次作も既にGETしてあるので楽しみです。
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