時代物じゃない宮部さんで安定したシリーズ(「昨日がなければ明日もない」 宮部みゆき) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

静かな日々が続いております。

 

必然的に一足早い読書の秋となってます。

 

さて恒例の夜中の本紹介。

 

「昨日がなければ明日もない」 宮部みゆき

 

杉村三郎シリーズ第5弾。

 

ここ10年ほど、正直宮部さんの現代ものは今一つの作品が多いの中、このシリーズは安定して面白い。

 

シリーズが進むごとに、出版社の編集長→大企業の婿養子→離婚→私立探偵と立ち位置が代わってきた主人公。

 

今作も私立探偵として活躍する物語。

 

さてどうでしょうか?

 

三編の中編が収められています。

 

テーマは、杉村三郎VS困った女性達と言う感じ。

 

1話目の(絶対零度)は、自殺未遂をして消息を絶った主婦の物語。

 

2話目の(華燭)は、訳あり家庭の訳あり新婦の物語。

 

ラストの3作目は、自己中心のシングルマザーの物語。

 

この三作が収められています。

 

面白かった!

 

最近の宮部作品の中では、かなり面白かったです。

 

毎回言いますが、宮部さんの年齢を考えたら、時代物の三島屋シリーズと、現代物の今作のシリーズだけで良いのではないでしょうか?

 

特に三島屋は百物語まで読んで終わって欲しいですね。

 

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