今週は子供が活躍する映画紹介特集週間。
三日目は多様性がテーマの映画。
「セイント・フランシス」 アレックス・トンプソン監督
各国映画祭で話題になっていた作品です。
さてどうでしょうか?
主人公は34歳で独身、大学も1年で中退し、レストランの給仕として働く女性。
腐れ縁の様な彼氏は居るものの結婚には踏み込めないでいます。
そんな時に妊娠が発覚するのですが、子供を産みたくない主人公は彼に相談する事なく堕胎を決めます。
主人公は夏の短期仕事を探し子守に仕事を見つけます。
しかしその家庭は変わった家族で、白人と黒人のレズの夫婦で現在6歳の少女が居るのですが、黒人女性が二人目を出産まじかで病院に入院しています。
主人公はひと夏の間6歳の少女の面倒をみる事になります。
初めは少女もなつかず上手く行かない上、雇主が熱烈なキリスト教信者というのもあり自分が堕胎した後ろめたさもあり、居心地が悪い日々を送ります。
しかし自然体の少女の無邪気さと、雇い主も同じ様に悩みを抱えている事が分かり、次第に自分自身の考え方も代わって行きます。
果たして主人公が選ぶ人生は?
と言う物語。
中々良く出来た佳作と言う印象です。
監督は初監督作品だそうです。
レズに堕胎に養子縁組と、多様性の世の中の問題が色々と詰まっていますが、重くなりすぎる事無く自然に描かれています。
多様性っていい言葉に感じるけど、それはそれで辛いもんですね。
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