性的嗜好に限らず人生は尊い(「スワンソング」 トッド・スティーブンス監督) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

愛知県豊橋市宮下町14にて日本酒専門店をOPENして25年になります。初めて日本酒飲む方から、かなりのマニアまで。お一人様から30人まで総て受け止めます。宴会・飲み会も大歓迎です!                            電話(0532-64-3231)

 

 

今週はLGBTQ洋画紹介特集週間。

 

最終日は実在の人物がテーマの映画。

 

「スワンソング」 トッド・ステイーブンス監督

 

実在したゲイのヘァメイクアーティストにしてダンサーのパトリック・ピッツマンバーガーが元となった映画。

 

何でも監督自身が、パトリックがショウで踊っている姿を実際に見て衝撃を受け、何時か映画にしたいと思っていたそうです。

 

さてどうでしょうか?

 

物語はオハイオ州の小さな町にある老人ホームから始まります。

 

主人公はそこに暮す、我儘なゲイの親父。

 

かつてはヘアメイクのアーティストとして町一番の実力を持ち、立派なお店を構えていたのですが、恋人の死、弟子の裏切りにより気力を無くし、現在は生活保護を受けている状況です。

 

かつて30年以上ヘアーメイクをしていた親友で顧客であった女優の訃報が届きます。

 

仲違いし疎遠になっていたのですが、主人公に遺言を残していました。

 

弁護士が訪れ(死に化粧をお願いしたいと)いう遺言を伝え、報酬は150万との事。

 

初めはケンモホロロに追い返すのですが、静かだった心に小さな火が付き、かって暮らしていた街に向かう事にします。

 

ヒッチハイクや途中で知り合った人や再会した人と繰り返す事で、昔の自分を思い起こす事になります。

 

果たして無事に遺言を遂げる事が出来るのか?

 

という物語。

 

中々滋味深い映画でした。

 

ある程度の年齢になった人物なら、性的嗜好関係なく、自分の人生を振り返って、色んな感情が沸き上がる鑑賞後だと思います。

 

全く平坦な人生の人も多いと思うけど、山あり谷ありの人も少なからずいる。

 

どちらが幸せなのかは決めれないけど、色々あった方が案外死ぬときは楽しいのかもしれないですね。

 

クリックしたらアマゾンに飛びます↓