今週はLGBTQ洋画紹介特集週間。
二日目はカナダ映画。
「C.R.A.Z.Y」 ジャン=マルク・バレ監督
(ダラスバイヤーズクラブ)やマイベストテンにも入れた(雨の日は会わない、晴れた日は君を想う↓)などで名監督のジャン監督ですが、残念ながら2021年に亡くなってしまいました。
今一番気になる役者(「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」 ジャン=マクレル・ヴァル監督) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら (ameblo.jp)
その訃報を受けて、日本未公開だった2005年の今作が今更ながらDVD化。
さてどうでしょうか?
物語の舞台は、1960年代のカナダ・ケベック州のとある家族。
軍で働く厳格な父と過保護気味な母、そして個性的な5人の兄妹(文武に秀でた兄二人、問題児の次男、そして主人公に小さな弟)がクラス、この時代の典型的な家族でした。
主人公は四男で、キリストと同じ12月25日が誕生日で、親からも周りの人からも特別な子と呼ばれ、幼少の頃からキリスト教のミサにも強制的に参加させられて育ちます。
やがて1970年代入り主人公も思春期に足を踏み入れます。
主人公は、父親と同じく音楽を愛しながらも、反抗を覚え、やがて自らのアイデンティティ(ゲイとしての自覚)に目覚めていきます。
その事で父親に反発するようになります。
果たして家族の行方は?
という物語。
流れている音楽は最高です。
ストーンズにザ・キュアー、そして主人公が化粧や服装を真似るデヴィッド・ボウイなど。
70年代のご機嫌なロックナンバーが沢山かかります。
そして強かった時代のアメリカの色合いが色濃く出た内容。
現在からすると聊か古臭い感じも否めないけど、確かにこういう時代のアメリカがあった。
トランプ元大統領が望んでいるのは、多分そういうアメリカ。
まー今までの名作と比べると映画としては今一つなんで、未公開だったのも否めるけど、中々面白い作品でした。
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