苦手分野だけど、これは読める(「その可能性はすでに考えた 聖女の毒杯」 井上真偽) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

静かすぎて言葉を忘れそうな店主です。

 

恒例の夜中の本紹介。

 

「その可能性はすでに考えた 聖女の毒杯」 井上真偽

 

2019年このミステリーがすごい!第11位&本格ミステリ・ベストテン第1位入賞作。

 

第51回メフィスト賞でデビューし、二作目(この可能性は考えた)で大ブレイク!

 

今作は続編です。

 

さてどうでしょうか?

 

昔、悪徳領主に手籠めにされそうになったカズミという女性が夾竹桃という植物の毒を使って領主一族を毒殺した伝説が伝わる地方都市が物語の舞台。

 

同じ様に父親の借金の為に望まない結婚をさせられる花嫁が主人公。

 

結婚式当日の風習で、三々九度ではなく、大盃に酒を注ぎ、親族で回し飲みをするしきたりの最中に事件は起こります。

 

何故か、花婿・花婿の父・そして花嫁の父・飼い犬だけ毒で死んでしまいます。

 

さーここからが本題の推理合戦。

 

前作と同様、天才少年・元マフィアの女だった中国人、そして本命の探偵と、それぞれが可能性を披露しては、潰していきます。

 

果たして事件の真相は?

 

事件が違うだけで展開は前作と同様です。

 

毎回言いますがミステリー好きなくせに推理合戦は不得意というか好みでない(完全文系脳なので)。

 

なのでこの手の作品は嫌いなんだけど、井上ワールドは辛うじて読める。

 

そして前作よりも読み易くなっている。

 

既にドラマ化もされている(探偵が早すぎる)も好調みたいだから、もっとブレイクしていくんでしょうね。

 

私は気がむいたら読む程度ですね。

 

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そしてこちらが前作です。読んでなくても今作は楽しめますが、読んだ方がより分かりやすい↓

 

 

 

そして既にTVドラマ化されているのがこちらです↓