皆さんこんばんは。
わが町豊橋も数日前にクラスターがでて、ここ数日30人近い患者数。
なので流石に周りもピリピリしている感じです。
時短が延びる可能性がドンドン大きくなっているのは嫌だな~。
皆さんもう少しなんで我慢しましょう。
さて恒例の夜中の本紹介。
「冷たい檻」 伊岡瞬
横溝正史賞でデビューした伊岡さん。
初期は青春ミステリーみなたいな印象が強かったけど、2014年の(代償)が45万部のヒットをした事で、警察モノミステリーにシフトチエンジした伊岡さん。
それが大正解でその後はコンスタントに刑事モノを出版し、安定した内容と売り上げをあげています。
今作も警察モノの大長編。
さてどうでしょうか?
物語の舞台は北陸にある過疎の村。
そこにはかんぽの宿の払い下げた建物を使って中国資本が開設した 複合型ケアセンターがありました。
老人介護・青少年更生・児童養護の三部門とクリニックを併設する一見 理想的とも思われる施設でした。
その村から駐在所の警察官が忽然と姿を消します。
県警は、個人的な失踪として処理したが、実は駐在員は公安関係者で、とある筋より調査を命じられた調査官の主人公が村にやってきます。
主人公と後任として駐在所に勤務している巡査部長二人は捜査を開始するのですが、すると多発するケアセンターの老人の自殺や、施設の子供達の性格の凶暴化という謎の現象が分かってきます。
警察官は何故消えたのか?
そしてケアセンターで行われている事は何なのか?
という内容です。
今作も重厚で緻密なミステリーとなっています。
しかし今作は色んな要素を詰め込みすぎた感が否めない。
なので何処に焦点を合わせたら良いかが今ひとつ定まらなかった。
残念。
でも大好きなんで次作に期待してます。
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伊岡さんのターニングポイントなった傑作。こちらもぜひ↓