家族と言うのは本当に厄介なもの(「群青の夜の羽毛布」 山本文緒) | 「天に月、地に山」 愛知・豊橋で日本酒なら

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皆さんこんばんは。

 

今夜も若者達と楽しい一夜でした。

 

CDも買って頂き感謝です。

 

さて恒例の夜中の本紹介。

 

「群青の夜の羽毛布」 山本文緒

 

1995年の作品ですが、大好きな作家さんの樋口毅宏が超絶薦めていたので読みました。

 

物語の舞台は坂の上にある一軒家の母親と姉妹。

 

その姉が一番メインの主人公です。

 

家事手伝いをしている主人公は、二つ下の大学生の恋人が最近出来ました。

 

デートも重ねるのですが、20歳も過ぎた女性なのに、未だに22時か門限という有様。

 

業を煮やした恋人は、主人公の家に出向くのですが、そこには父親は居らず、厳格な母親と奔放な妹が何処かよそよそしく同居している状態です。

 

どうやら主人公は厳格な母親の存在により、思うように生きていないな事を悟ります。

 

何とかその世界から主人公を引き摺り出そうとする恋人ですが、思わぬ方向に物事は動いていきます。

 

果たして家族の向かう未来は?

 

と言う物語。

 

かなり異常な家族の物語でした。

 

樋口さんがお奨めするのが何となく分かる作品でした。

 

血につながりと言うのは本当に厄介ですね。

 

素晴らしい作品でした。

 

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