海は行ってみないとわからない 後編 | なにがし空間記憶

なにがし空間記憶

ルアーフィッシング、主にエリアトラウトやアジングについての釣行記録です。

時期:2017年7月上旬 
場所:関東 大きな港の深い岸壁
天候:晴れ
気温:30℃
水温:水温21度位
水深:15メートル以上?
風速:1メートル

ふと左の岸壁を見ると…釣れた
20~30センチの魚
なんだろ? 白くて丸い? 平べったい?

また釣れた…

右に入る予定が船を挟んで左に入りました

連釣している親子に聞いてみました

 

何が釣れてるんですか?

ショゴ(カンパチの子)ですね


何という事でしょう
千載一遇のチャンス
寝てる場合ではありません
朝7時
曇り雨の予報なのに結構暑い日

という事で隣に入らせてもらいました

親子はバケサビキのリアクションで食わせています
お父さんの本職、得意はショアジギで青物を釣ってみたいという息子さんに簡単に釣らせる為にバケサビキのリアクションを選択
こんな釣り方があるのですね

とりあえずAJKブランクのロッドに4.5グラムのダートジグヘッド
レインズのダート用ワーム2インチを装着してキャスト
この間一文字堤防でショゴを釣ったタックルとリグ

ここは手前からものすごく深く4.5グラムで20カウントはあるでしょうか?
場所によっては15カウントか
ん? 潮の流れでPEが弛むからかな…
なのでカウント14位ですぐジャークに入ります
カンパチは底を取ってジグが動かないと見切ってしまう、などと言われるので

気持ちが昂ぶってる

何回ジャークすればいいんだろう?
2~3投は連続ジャークしてきましたが段々とフォールのタイミングを作る様にしました
10投目位でグンッと来ました

食ったよ食ったー

20センチ位?だけどファイトするなあ
水は割と綺麗でチェイスするショゴの群れが見えます
とりあえず寄せて腰に付けたコンパクトランディングネットを伸ばします
せっかく買ったんだから使わないとね

ランディング成功
ヤバ、嬉しい
だって、狙ってたんだもの

 

サイズは小振りだけど見える魚体で30センチ位のもいるみたい

水バケツに放りこんでキャスト

月下美人ビームスティック2.2インチクリア
月下美人ダートビームピンク
この辺とローテしながらダートを繰り返します
やっぱりピンクがいいみたい?

バケの親子は順調に釣っていきます

こちらは30分後位に2本目がヒット
手前まで追って来た所でクルリと見切られますがベールを返してルアーを落とし
そこからジャーク
上まで巻いてきたらロッドではね上げ落とす
またはね上げ落とす

それを数匹がチェイス
そしてヒット

ちょっと大きい?
結構ひきます
アジとはパワーが違います
ジッ ジジーッと緩めのドラグが出て行く

せっかく買ったランディングネットで取り込み
あーうれしい…

この後正午まで計11本捕りました
やりたかった釣りがこんなに早く出来るなんてラッキーでした
あの時あの親子が釣っていなかったら右側でサバを釣り寝ていたかもしれません

この間3人のアジンガーが入れ替わりで隣に入ってきました
3人中で釣れたのは一人 1匹のみ

一人目はアジングタックル、ライトジグタックルのジグサビキを駆使しましたが駄目でした

二人目はダートで釣っていましたので釣り方を知っているようでしたが固めのアジングロッドなのかタックルはよくわからない
釣れたのは一匹だけでした
僕が釣っている場所が一番良かったってだけの話なんだけど

三人目は純粋なアジングタックルでメバルとフグ
一回だけ派手にドラグを鳴らしていたのですがバレた?
こちらもファイト中なので良く分からなかったけど

3者3様の釣り方は参考になりました
タダ巻きやフォールだけではショゴは釣れないんだね


ちなみに3人中声かけして入ってきたのは一人だけ

一人は無言で水バケツを覗きこみ魚種を確認してからタックル準備してきた

もう一人は気付いたら隣2メートルに立ってキャストしてて

せめて隣いいですか位言えっつうんだよね
バケリアクションで釣っていたお父さんはこの地域の人は下手すっと
「オレの海」と思ってる地元常連さんがかなりいると言ってたっけな…

 

広いなら無言でいいけど狭い釣り場だからね

 

マナーとかモラルが薄い殿様商売の土地だもの、仕方ない

 

あのくさい釣り場だけは何とかしてほしい


この岸壁はちょっと特殊で魚が集まりやすい要素があります
詳細は省きますが…

ダートにスレながらも新しい群れが次々に入ってきたのでしょう
ショゴの姿を見ながらサイトで釣ったのは始めて

分からない事ばかりだけど何となくコツがわかりました

例えばダート以外の釣り方
まあ普通のジグヘッドにワインドでも良いんでしょうね
タダ巻きやフォールでは駄目らしい

あとは小型のメタルジグとか

しかしエリアで学んだ事、試合じゃなく長時間釣行の場合はスレるまで同じリグを使い倒す事ってのがありました
今回は時速2本でダートオンリーで行けましたが

そもそも青物ですから一瞬の時合いってのがほとんどでしょうし

今回は20センチ~25センチの11匹全てキープしましたが次回からは20センチクラスはリリースしよう…

 

7匹は妹夫婦に進呈しました

 

これから盛夏を迎えるに連れてサイズも大きくなっていくのでしょう
40センチ級を掛けてみたい

タックルはやはりAJKブランクでぴったり
ドラグ締めてたら20センチでも切られそうな走り方だったけどロッドパワーは問題ありません
30センチ位までは大丈夫そう

 

ビルド後のテストで50センチの雷魚が釣れたロッド

記載されている性能より3倍位強い気がします


途中7~8本捕った所でナイロン6lbリーダーがギザギザに?
少し先を切って結び直しましたが何に擦れたのか…

フッキングはほぼすべて口の中に3分の2ワームが入っている状態
メッキの時もそうだったな
3g~5gの大きめのジグヘッドでも半分以上飲み込んで?吸い込んでる

そして一番思ったのがライトソルトのタックルについて
使っていて心地いいタックルがベストなんだよな…
さすがに5時間ワンピッチワンジャークをやり続けたらリズムがわかんなくなったりしたけれど
このAJKブランクは心地よかったです
月下美人極細PE4.9LBとの相性もばっちり

それに比べて7.5フィートタックルがちょっとなあ
グリップが細く先重り感があり先端1インチ折れたせいかしなりも悪い
固めの方が良いかと思ったんだけど釣り味が良くなさそうです
AJKを使い始めてからこの7.5フィートでは釣れてないんですよね

 

長時間使えないってことなんだけど


グリップを外すのってコルクをペンチで引き剥がして樹脂部分をグラインダーかなんかで削らなきゃいけないんだっけか
グリップをティップ側にずらしてソリッドティップに変えてみようかな

あと自分にとってシーバスロッド、ショアジギロッドが合わないという事を再認識

 

つうか対象青物があまり回ってこないってのもあるんだけどね
ヒラマサ、イナワラを狙ったとして一年に1~2本程度の確率
個人的に繊細な方が好きだし操作感を重視した方がいいんだなって思いました
釣り味とかね

それだったらアジを狙いつつ40センチ前後の青物をライトソルトで狙う方がいい

 

この辺の海だと30~40センチの青物も稀だけどなあ…

 

場所によってはまかり間違って70センチ級がかかっても捕れる可能性はあります

 

あ、釣ったことないけど

ここまで釣行数が増えた、要は夢中になれるのはロッドビルドを始めてからなんだよね

 

6フィート8インチから7フィート6インチ位で使いやすいロッドが欲しくなりました


タックル1 
リール:ABU PRM2000HG
ライン:月下美人 月の響ⅡPE03 4.9LB
リーダー:ナイロン6lb
ロッド:自作6.2フィート
ブランク:ジャストエース AJK682
ティップ:チタンティップ 07-12 12センチ
ガイド:トルザイト9個