どんな関係でも人間関係？！
こんにちは、カウンセラーの神谷です。
前回からの続きです。
Dさん
「そうですよね。場所、人で全く違うんですよね。
当たり前のことなのですが、よくわかっていなかったんだと思います。
無意識に自分のいた場所が全てであると思っていましたね。
だから、どうせ・・・なんて思えるんですよね。
そのどうせと思う感覚は、自分がいた場所で起こったことをどこの場所でも起こると
思っているんですね。
こういう基本的なことを丁寧に見ていく必要があると思います。
いろいろな世界がある、こんな当たり前で皆が知っていることを、きちんと捉えてい
ない私を知っていかなければいけないですね。
いた世界が世の中のすべてな訳がないんです。
それは、たくさんある世界の一つに過ぎないことをそのまま歪みなく把握することが
大切ですよね。
でも・・・・本当は・・・はいらないということですね。
私は、いつもでも・・本当は・・としていました。
その根本は、やはり親がしてきたこと、見てきたこと、教えられたことなんですよね。
そんな訳がないと自分に言い聞かせることをやってきましたが、それもずれている
やり方なんですよね。
言い聞かせている時点で自分の考えがあっているということになってしまうんですね。
自分の考えありきになっていることが本来おかしいんです。
私は、親がとくに母が自分の考えありきの人だったので、私もそれを見てきて受け継
いでしまっているだと思います。
その母がやっていた自分の考えありきがありえないことなんですよね。
私にとっては普通だったし、母は自信満々で言い切っていたのでわかっていません
でした。
でも、きちんと向き合ってみると、母は私たち子供には自信満々で言い切っていまし
たが、他の人の前ではそんな姿は見たことがありませんでした。
自信満々で言い切るのは決まって他の人が誰もいない時でした。
そして大人になってからは、誰でもできるような、リモコン操作とか、電子レンジの使い
かたとか、いろいろな手続き等々、母のできないことをフォローさせられていました。
私だってわからないので、誰かに聞いたりして必死でやっていました。
同じことを母がやれば絶対にできることばかりでした。
こういうことも、向き合わなければわからなかったことです。
本当に見ること、聞くこと、感じること、把握することすべてにおいて視野が狭くさせられ
ているんだと実感しています。
わからないこと、知らないことが多すぎでしたね。
それがわかってきて、いろいろな世界があるんだということがきちんと把握できたように
思います。
わからない、知らないんだから、自分で判断しようとせずに、知ろうとすることが必要なん
だと思います。
これまで、知ったつもりでいる人ばかりを見てきたこともきちんと把握する必要がありました。
知っているつもりで、常識、普通とか言っていたことが見えてきました。
私の中にも、常識、普通がありすぎて、それと違うことがあると、「普通だったらこうでしょ！」
「常識的にありえない！」と腹を立ててばかりいました。
そんなことをしても、自分を苦しめていくだけなんですね。
その世界から抜け出しただけでもかなり楽になりました。
そういうことを見つけてくれるここがあってよかったです♪」
私
「そうですよね。常識的に・・・普通に・・・という感覚があると臨機応変に捉えることが
できなくなってしまうんですね。
こうあるべきということにとらわれてしまって視野がかなり狭くなっていきます。
視野が狭くなると、見えるものも見えなくなりいい結果が出ないんです。
こうあるべきなのに、違うと思ってしまい知ろうとするよりは、常識と比べて評価
していくことになります。
例えば、兄弟だから仲よくしなければいけないという常識をもっていたら、仲良くしな
ければダメで仲良くしていればよいとなります。
仲よくするかしないかなんて言うのは、関係性の問題でありいくら兄弟でも嫌味ばかり
言われていたんでは仲良くしようとも思わないですよね。
そういうことが見えずに、仲良くしなさいと言って仲良くさせたとしても、そもそも仲良く
できないと思います。
もし、きちんと話を聞いて、嫌味を言うことに向かい合っていけば、どうにかなる可能性
はあります。
ようはどんな関係でも人間関係だということに変わりはないのです。
夫婦であろうと、兄弟であろうと、親子であろうと人間関係には変わりはありまぜん。
人間関係なので、こうあるべきということは、かえって邪魔になります。
親子でも、人間関係には変わりないので、嫌なことをしてくる親でも子供でも、それを
我慢してまで仲良くする必要はないと思います。
そうしないと、嫌なことをしてくることが当たり前になったり、嫌なことをするのが当たり
前になったりして、いい関係性が築けないことになってしまいます。
それは、親でも子でも同じだと思います。
それも、そこまで難しいお話ではないはずなのですが、親子という常識、普通が邪魔
をして見えなくなってしまっていることが多いと思います。
しかも、家族の中の小さな世界で繰り広げられることなのでなおさら見えなくなって
いるんです。
それが常識になり、普通になっていくと他の人間関係まで影響してきます。
そういうことは向き合わなければなかなか見えてくることばありません。
しかし、向き合うことが特別になっていることが多いんですよね。
向き合うことは決して特別ではないのですが、そういっている方が少数派になって
いると思いますのでなかなか届かないと思います。
でも、少数派でも、いい結果を出せるようになれば、その一人ひとりが、周りの一人
ひとりに伝えていくことはできると思います。
少しずつ、いい結果がでるように、楽しく人生を送れるようにできる人が増えていけ
ばいいと思います。
そんな活動を誇りを持って楽しく続けていきたいと思います♪」
このように話は続いていきますが、
この続きはまた次回させていただきます。
最後まで読んで頂きありがとうござました。
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