こんにちは。今日は、おススメ本のご紹介です。今回、ご紹介する本は、市民活動団体「子どもの権利条約ネットワーク」編の『市民活動のはじめの一歩―一人ひとりが子どもの権利の支え手として―』(エイデル研究所、2022年)です。この本は、「子どもの権利条約ネットワーク」が設立30周年を記念し、刊行したもので、同団体の発行するニュースレターがベースになっています。団体代表の喜多明人さん(早稲田大学名誉教授)がなぜ、これほどまでに市民活動に力を入れてきたのか、そこにまつわるエピソードも描かれていて参考になります。目下、こども基本法の制定やこども家庭庁の設置が国会で審議されるなか、市民活動のパイオニアである同団体の取り組みは、目を見張るものがあります。子どもの権利条約だけでなく、すべての教育NPOに携わる人にとって必携の一冊です。