失敗した作曲方法(ソナタ)と学べたこと | 40代音大生

40代音大生

40代で音大入学。ピアノを専攻。四苦八苦しながら教職取り中。理系の旦那さんと一緒に育児。小3の長女、23週で出生した元医療的ケア児の長男(5歳・超低体重出生児)

夏休みの課題だったので。

ソナタを作曲してみました。

 

その感想は…

ソナタってほんとう「形式と和声で動いてるんだな」ということでした…

当たり前なのかな…

当たり前なのか。

 

今回だめだった手法をあげます…(泣)

 

1)即興を録音

気分が良い時にするのですが1時間くらい即興して録音してみた。

使い物にはならなかった( ;∀;)楽しかったけど…

 

2)モチーフを録音

同上

 

3)メロディラインを先に作曲

だめでした。きれいな曲はできたけど

これ…ソナタ?というかゲーム音楽みたいな…という感想に終わり、ボツに。

 

ゲーム音楽は好きなんだけど

ポピュラー曲のようなのばかり作ってしまい

悩んで車で散歩にいったところ

ちょうど車内CDがハイドンのソナタでした。


 

なんだかソナタって同じようなフレーズをいつも聞くなあと思ったものの

「これって王宮とかで弾かれる音楽だから格調高い感じなのか」と気付き

同じようなフレーズ。

格調が高い。

なんか形式があるような…と思ったところで思い出しました。

 

ソナタは和声かも!✨ということを(遅い)

 

こちらのブログを参考にしてソナタの楽曲分析をしたな!と思い出したのです✨

(いつも参考にさせていただいてるブログさまです)

 

 

 

モーツアルトの曲をやっていたので

その曲を楽曲分析したところ

やたら終止形があるなあと気づきました。

 V7  Ⅰ

みたいな終わりがたくさんあるのです。

 

最初のほうは

I Ⅵ Ⅰ Ⅵ が多く…

 

そこで今度はわかりやすい

モーツアルトのK545を参考に和声を先に考えました。

 

■提示部

第一主題 4小節

推移部 8小節

(転調!)第二主題 5小節

推移部

小結尾

 

と和声を先に考えながら、

構成通り手本にして作ってみたら

成功?しました✨

 

やったあ( ;∀;)

モーツアルトってすごいな!

きれーに転調できました。

 

あたりまえか^^;

 

でもこれに調子づき

展開部はやや長めにしたものの

今度は短調にしてバッハのインヴェンションを手本に

右手旋律〜左手に移る旋律〜と作ってみたら

なんだか格式が出てきました✨

 

 

そういやソナタって第1楽章アレグロじゃんとか

120くらいじゃんとか

当たり前のことを後から気づき…

 

その後の再現部も…調は変えたものの

同じように転調して再現したところ

なんとか終わりました。

 

ふう(´・ω・`)

西洋音楽史の資料を見返してよかったです。

先生ありがとう…。

 

 

つまり ソナタは …形式だ!という

当たり前の事実に気づき

和声の動きを決めてから

メロディラインも調整すると

うまくいきました。

 

初めての体験だったのでつかれました( ;∀;)

でも作曲したあとに課題曲のソナタを弾くと…

ここが提示部で展開で、再現かあ、と

妙に味わい深くなりました!