音楽と暮らしのあいだで ~できた!を育てる毎日~

音楽と暮らしのあいだで ~できた!を育てる毎日~

40代で首都圏の音大に社会人入学。ピアノ専攻を卒業。中学の教職免許取得。チェロ・作曲・ピアノ指導法も勉強。虚弱体質。


今日は、娘の作曲の体験レッスンのために母校の音楽大学に行ってきました。

今回のレッスンは、私が想像していたものとは少し違いましたが、とても魅力的なレッスンでした。

実際の写真を撮れなかったので、イメージですが
こんな感じの本格的なスタジオでレッスンでした。


在学中1度だけ入ったことがあったのですが

クラシックが専攻の私にとっては見学だけしかできなかった施設だったので、今回この施設を使ってレッスンを行うと言うのがかなり驚きで豪華だなぁと思いました


音楽大学の施設をフル活用してレッスンをしようと言う意気込みを感じました。


スタジオにはキーボード、ドラム、ギター、パーカッションなどがありました。
レッスンに参加していたのは、4人で小学校5年生は娘だけでした。
他の子は高校生や中学生だったように見えました。

レッスンの内容は
それぞれが楽器を選び、みんなで即興セッションをすると言うものでした
ひええええーん


そして、生演奏を実際にスタジオで録音し、その後、編集ブースで先生が編集し、編集する前と編集した後で、どのように曲が変わるのかを実感すると言うような内容でした。

正直、知らない人と、いきなりセッションをすると言うのは、私はとても苦手なので
娘ができるのかどうかとても心配していました💦

何せ娘は人見知りで進んで人前に立つ方ではありません
人前で楽器を弾くことも苦手で、ピアノが弾けることも学校では話していないようです
さらに即興などやったことがなく、周りもみんな年上の子だったので、固まって何もできないのではないかと思っていました。





しかし娘は本当によく頑張りました。

今回、セッションを見ていて強く感じたのが、娘の成長です。

知らない人と話すことも、自分から発言することも苦手な娘にとって、知らない人たちと打ち合わせもせずにセッションをするのは、かなり緊張することだったと思います。

実際、帰ってきてから「めちゃくちゃ緊張した」と言っていました。

それでも、自分で楽器を選び、3回のセッションに参加しました。
セッションをする前もおとなしめではあるものの、先生ときちんと打ち合わせをして、自分がどの楽器をやりたいのか、きちんと自分で選んでいました。
そのこと自体偉いなぁと感動しました。

自分で楽器を選び、自分でどのように演奏したいのか考えを言えるというのは、親としてとても成長を感じる瞬間でした。

しかも、曲の始まりや終わりはドラムの人が決めるのですが、そのこともちゃんと感じ取って併せて演奏していました。

私はそれを見て、
「あんなに内気な子だったのに、こんな力があったんだなぁ」
と感動しました。

小さい頃は、知らない人がいると、私の足の間に入ってしまい、出てこなかった子なのですが
いつの間にか
しっかり成長していたんだなぁと感慨深かったです。

周りの子たちが優しくしてくれたことや、先生が「今のいいね」「それでオッケーだよ」「大丈夫だよ」と肯定的に声をかけてくださったことも、娘が頑張れた理由だと思います。
みんないい子たちで、
とてもありがたかったです。

帰ってくる電車の中でも
「偉かったね!がんばったね!
大変だったね!
めちゃくちゃ頑張ったねえーん」と褒めまくってしまいました笑

私だったら、と考えると、本当に大変なレッスンを頑張ってくれたんだなぁと思うからです。


セッションを見て、改めて感じたこと

実際にセッションを見ていて、私は
「やっぱりコードが分からないと、セッションって難しいんだな」
と、しみじみ実感しました。

例えばベースを弾くとしても、今鳴っているコードが何なのか、少なくともルートの音が分からなければ、どの音を弾けばいいのか判断できません。

メロディーを弾く場合も同じです。

今どんな和音が鳴っているのかが分かっていて、それに合う音階が分かっていれば、「この中から音を選べばいい」という目安ができます。

逆に、そこが分からないまま「自由に弾いていいよ」と言われても、なかなか自由には弾けないよなと実感しました。

それとカデンツをやっておいてよかったとも感じました。
娘はこれまで、いくつかの調の音階とカデンツをやってきました。

そして、ハ長調のカデンツは覚えていたようです。

最初のセッションで、どのコードでやるかと言う話し合いになったときに
キーボードを担当していた娘に、先生が
「コードってわかる?」と聞いていました。

娘はコードはわからなかったようですが
私が「ドミソ、ドファラ、シファソ、ドミソならわかるんじゃない?」と
娘に声をかけたところ
では、ハ長調で行こうと言うことになりました。

最初の曲は、ひたすらこの
CFG7Cを繰り返すコードで
ドラムとキーボードとギターがメロディーと言うことで1曲できました。

それを見て、私は
「カデンツをやっておいてよかったなぁ」
と思いました。

クラシックのカデンツもコード進行と言えば、コード進行なのかなぁと思います。

基本的なカデンツが分かっていて、そこに結びつく音階が分かっていれば、メロディーを作るときにも、伴奏をするときにも、音を選ぶための土台になります。

もちろん、作曲はそれだけでできるものではありません。

でも、音階や和音、コードの仕組みを知っていることは、自由に音楽を作るための大切な基礎なんだと思います。

今日の体験は、私が娘に今までやってきたことが、実際の音楽の場面でどう役に立つのかを、少し具体的に見ることができる機会になりました。



「自由に作る」ためにも、基礎が必要

今回のレッスンは、とても魅力的な体験でした。

本格的なスタジオで演奏して、録音して、実際に編集するところまで見ることができる。

子どもにとって、こんな経験はなかなかできないと思います。

ただ、私自身は、こういうセッションはご褒美的な体験として取り入れるのがちょうどいいのかなと感じました。

娘の性格を考えると、グループでレッスンするよりも、個人でレッスンを受けて
のんびりと、自分の作りたい曲と向き合う方が合っている気がするからです。

そして普段は音階やカデンツ、和音やコードなどの基礎を少しずつ身につけて、その上で時々こうした実践的なセッションを経験する。

そのほうが、「自由に音楽を作る」ということを、より楽しめるのではないかなと思います。

今日の体験を通して、

自由に音楽を作るためには、自由になるための基礎が必要なんだな。

そんなことを改めて感じました。

そして、そんな緊張する環境の中で、自分なりに音楽に参加した娘。
本当によく頑張りました。
私はそのことが何より嬉しかったです。