田舎と都会…自治会が全然違う… | 40代音大生

40代音大生

40代で音大入学。ピアノを専攻。四苦八苦しながら教職取り中。理系の旦那さんと一緒に育児。小3の長女、23週で出生した元医療的ケア児の長男(5歳・超低体重出生児)

田舎というレベルに住んで…いたか。

まあ田舎かなあ。

おじいちゃんおばあちゃんしかいなかったし。

 

そこで家族でアパートに住んで居たときは

自治会は「自分たちのまつりのためにお金だけ取りに来る人」だった。

はなはだ迷惑だし、

まつり自体参加しない。

 

そもどこの神社を奉るのかさえ説明も曖昧で

開催地もいまいちわからない。

お金は取りに来るけどお祭りの連絡はないっていう

人の飲み会に金だけ出す感じで不愉快だった。

 

都会に来て、人も金もあるのかもしれない。

一戸建てになったせいもあるかも。

でもまず言われたのが

「子育て大変でしょう。地域の清掃とかあるけど、

私達がやるから来なくていいのよ。朝は忙しいでしょ」だった。

 

単にとなりのおばあちゃんが神がかって優しかったのかとも思ったけど

別のおばあちゃんや、おばさんも

庭の剪定で出た枝の片付けを手伝ってくれたり。

ゴミ出しの場所の変更の書類を、全部記入した上で代理でだしてくれたり。

「とにかく慣れなくて大変でしょ?任せてね!お礼とか要らないからね!」って

人たちだった。

 

居たせりつくせりだった。

でも募金の回収の自治会の別が来たとき

「若い人が来たから自治会運営してもらわないとねえ〜」と

にこやかに言われたときぞーっとして

 

心の中で

「幼稚園変更・保育園変更・通勤経路変更・会社への連絡・市役所の書類通い・

小児科開拓・さなちゃんの病院変更対応・慣れない一戸建ての管理・それになれるためにすんごい大変なのに!?今!?」

って思って

「なら暇な人がやれよ!!」って心の中で思った。

 

でもすぐそのあと、

「いや、この人が私達にやらせたいだけで、

他の近所のおばちゃんたちは、そんなこと思ってない。

慣れない間は大変よね、沢山頼ってね、自治会なんて私達がやるからいいのよって

沢山助けてくれた。

だから、”この人=地域の人”ではない」

ってすぐに切り替えられた。

 

 

新人が来たら優しくしよう。

お世話しようと思った瞬間だった。

新人がきたら、仕事を押し付けるじゃだめなんだ。

心が閉じる。

 

地域の新人が来たら、若い=仕事を引き受けてくれる と

安直に考えて仕事を押し付けるようじゃ

地域の連帯感や信頼なんて生まれないんだって学んだ。

 

まずは先人が新たに来た人を支える。

十分暮らしになれたところで、できるところから参加してもらえば良いんだと思う。

 
それが多分「子育て世代の孤立化」を防ぐとおもう。
孤立させないで支援する。
そうしたら、虐待は減るんだと思う。