ラーメンは国民食。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

先日取引先の会社さんと新年会やったんだけど、会の冒頭で俺の還暦のお祝いだということでお祝いの品をいただきました。いやまさかそんなことまでしていただくとは思ってもいなかったこともあり、感謝感激です。しかも名前入りのもので、俺ごときのことでご負担くださり、恐縮してしまうね。ありがたいことです。

去年の夏過ぎくらいだったと思うけど、このままいったらラーメン屋さんの倒産が過去最高になりそうだということをこの日記に書いた↓

んだけど、やはりというか危惧した通り統計取り始めた2009年以来過去最高だったということでした。負債1000万円を超える倒産がなんと!史上最多の45件だということで、ただこれって個人でやってるお店なんかは入ってないからね、全部含めたらもう一桁多いんじゃなかろうかと、勝手に想像しています。材料の値上げなんかによる休廃業が29件ということだから、これ仮に値上げが原因だとすれば今後値下がる気配がないということでもしかしたら倒産ってことになっていくのかもしれないね。俺の住んでる東京でも少し前まで普通に営業してたお店が急になくなってたり、さらにいえばなくなったと思ったら同じ場所に居抜きでまたラーメン屋さんができたり(笑)、いやそこは商売にならない場所だと証明された場所でまたラーメン屋さんをやるっていうのもね、相当美味しかったとしてもリスクしか感じないけどな、まぁそのリスクを負ってやるということが挑戦ということなのかもしれないけどね。ここからは俺の記憶です、毎度のことながら下調べはしておりませぬ。

昔はラーメンといったら今でいう町中華屋さんで食べるものだったんだよな。商店街や住宅街にある普通の中華屋さんで、ラーメンなのか?チャーハンなのか?或いは中華丼なのか?お店によってはオムライスとかカレーライスなんていうメニューもあって、ラーメンはその中の一つの選択肢だったと思うのよ。ただ中華屋さんに行こうっていう場合に、ラーメン屋でも行くかと、そういう言い方があったように、選択肢の中の王様だったように思うね。俺も小さい頃はよく母親に連れられて故郷の島にあった中華屋さんでラーメンいただいたもんです。当時はメンマが苦手でね(笑)母に取ってもらって食べたのを覚えてます。でね、たぶん昭和から平成になる頃かな?もう少し前か、そのくらいの時期にラーメン専門店みたいなお店がちらほら出てきたんだよね。いや一部チェーン店なんかはあったのよ、どさんこっていう北海道ラーメンとか。ただなんていうか所謂美味しいラーメンというか、工夫してます的な、味に自信ありみたいなラーメン専門店ができたんだよね。一番有名になったのは環七にあったなんでんかんでんっていうお店じゃないかね?環七沿いに車の路駐がずらっと並んで、夜中も明け方も並ばないと食べられないなんてことがよく報じられたりしたね。俺は豚骨が苦手なので行ったことはないけど、たぶん当時の東京で豚骨ラーメン自体が珍しかったということもあったんじゃないかな?と思います。その後ラーメン専門店っていうものがあっちこっちに出来始めて、さらにそのラーメン専門店を食べ歩きつつ批評する(笑)方々が現れ始めて、ラーメンの地位がどんどん高くなっていったよな。作る方もサラリーマン辞めて独立しましたとか、借金してお店出しましたとか、なんていうか人生賭けてますっていうね(笑)、渾身の一杯!みたいなの多かったよね。そうなってくるとお客さんが入らないのはラーメンが美味しくないからではなくて、味のわからないやつが多いと(笑)、何故この味がわからないんだ?と、お客さんの質が悪いんだという論調まで出始めて、味がわからなくなるから店内ではおしゃべりするなと、この味を五感すべて使って味わえと、そうすれば俺のラーメンが美味しいということが必ずわかるはずだという、こうなってくるともうどちらが客なのかわからなくなってしまう状態にまでなったんだったよね。確かにラーメンっていうのは中華料理のひとつだったのかな?かもしれないけど、この専門店によって日本独自のラーメン文化?みたいなものが形成されて美味しいものになったと思うけど、さすがにここにきて飽和状態か?ということなのかもしれないね。俺も好きなお店ってあるしたまに食べたくなれば電車に乗ってわざわざラーメン食べるために出かけたりすることもあるけど、それはそれでもちろん大好きなんだけど、そういう美味しいラーメンってさすがに翌日は無理ってことが多いのよ。塩分の問題もあるから毎日食べることがそもそもいいかどうかっていうのもあるんだけど、やっぱり毎日美味しく食べられるのは母にメンマ取ってもらいながら食べた普通の、ネギとチャーシューと海苔とナルトが入ったお醤油味のラーメンなんだよな。これは飽きないわ。

まぁ東京と地方とでは事情が違う可能性もあるしなんとも言えないけどね、俺はラーメン屋さんの危機というより少し多すぎたラーメン屋さんが正常な需要に対応してるということではなかろうかと、思います。しかしラーメンに人生賭けるってね、凄まじいものがあるよね。そこまでのもんか?と、いや俺も大好きではあるけど、チカラ抜いてリラックスしていきましょうと言いたいね。