ダンシング・クイーン。 | 南の島から来た男アゲイン

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生きてるって、素晴らしい。

ここ数日のうちに仕事を詰めに詰めて時間を作って、前から観たいと思っていた映画をいくつか観てきたのよ。中でもたまたまだけど音楽関係の映画が二つあって、ひとつはクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルっていうバンドのライブ中心にした裏側のドキュメンタリーだったのね。CCR(長いから略す)というバンドはリーダーのジョン・フォガティを中心にした典型的なアメリカ南部の所謂スワンプ・ロックの典型と言われてるんだけど、実はメンバー全員カリフォルニア出身ということで、ブルースやR&Bなんかのニュアンスを上手に取り入れた、さらにいえば俺の好きなプラウド・メアリーなんていう壮大な情景が浮かんでくるような詞も魅力的な、俺が大好きなパターンの歌が多いんだよね。ここ数年あんまり聴かなくなっちゃったけど一時期はもう朝から晩まで音楽聴いてるような生活してた時はもう毎日のように聴いてたもんです。74年にメジャーデビューして確か4年間くらいしか活動しなかったんじゃないかと思うけど、そんなわずかな活動で多くの名曲を残してくれました。93年?だったかな、ロックの殿堂入りしてます。こういう音楽聴くと改めて音楽の持つ力、特にロックのパワーを感じるね。

そして今日、正にさきほど観て来たのも音楽系、アバというスウェーデン発のポップバンドの、こちらも当時のライブ映像を交えた映画ね。アバってバンドは日本ではディスコ・ミュージックとしての印象が強すぎるけど実は良質のポップを多く生み出したバンドなんだよね。こちらは74年デビューだから俺も中学生くらいの頃から知ってたし高校生になってからは↑に書いたようにディスコでお世話になったもんです、ホント大好きだったし今聴いてもまったく古臭さは感じません。誰が聴いても明るくなるし楽しくなるし、前向きになる正にザ・ポップスといえるような透き通った女性ツインボーカルが唯一無二、こんなバンドは二度と生まれることはないんだろうね。多くのヒット曲があるからどこかで必ず聴いたことがあると思うんだけど、俺はチキチータっていう可愛い歌詞の曲が大好きで、何度聴いてもいいなと思うのよ。ライブ映像で、ダンシング・クイーンという超有名曲のイントロが演奏されて、そこにアグネタとアンニ・ブリッド(ふたりの女性ボーカル)が袖から現れた瞬間、正にダンシング・クイーンが降臨したようで鳥肌もんでした。人間ってこんなにキレイな存在だったんだと、改めて思うと同時に音楽の持つ単にエンタテイメントを超えた存在感を示してくれたと思います。

いや音楽っていいね、気晴らしどころかやる気まで湧いてくるってね、素晴らしすぎる。

よい週末を。