「与える人がいれば、与えられる人がいる。」
これは、間違いないかもしれません。
ただ、この考え方が「常識」なんだという発想は、社会的に違うのではないかと考えます。
俗に、会社は与える側、お客様が与えられる側という関係でとらえていると思います。三波春夫の「お客様は神様です」という言葉が広がり、なんとなくここに上下関係のような錯覚を抱いたのかもしれません。
当然、我々サービス業は、お客様へサービスや商品を提供する側です。お客様はそれらを提供される側なので、「与えられている」という構図になっています。
お客様との関係性をどのようにしたいのか?は、会社方針の一つにもなりますが、わが社の場合は、「GIVE&GIVE」の考え方を正解とするべきだと思うのです。
仕事を与えてくれる「お客様」利益を与えてくれている「お客様」が居てくれるから、より良いサービス・商品を提供(与える)する。笑顔・喜び・幸せを提供(与える)する。
共に与える人同士の関係性でなくてはいけないと考えます。
そこで我々は、何をどのような形で「与える」のかを真剣に考えなければいけません。
これをやっていれば、きっと喜んでもらえるだろう
この価格ならな喜んでもらえるだろう
このクオリティだったら満足だろう
このように「だろう」で発想し、提供した場合、「独りよがり商品・サービス」になりがちなのです。これだと、いくら「与える」という行為だとしても、全く的外れなことにつながるかもしれません。
やはり、「お客様の声を聴く」が大切なことなんです。
お客様の意に反したことをいくら提供しても、それは「与える」ことにはなりません。
我々がお客様へ感動を与え続けることは、ナンバーワン企業を目指す際の必須事項です。
キーポイントは「緩やかな変化」です。前回よりもなんかよくなってるみたいな、ちょっとした変化を、提供することです。その積み重ねしかありません。
「与える人がいて、また与える人がいる」
この常識が通用する人が、今後伸びる人・幸せになれる人です。