先日、平成31年度の都庁の採用予定数が発表されました。

 

ⅠAは、30年度の100人からを25%も減らし、75人に。

ⅠBは、一般方式、新方式ともに昨年度から1割減らし、

一般方式は320人から290人に、新方式は110人から100人になりました。

 

とりわけ極端なのがⅠAの25%減です。

以前の記事(都庁ⅠA 専門論文 に関する好都合な真実)で、

「都庁ⅠAはⅠBよりも入りやすくなっているのではないか」「無意味ではないか」

と指摘しましたが、都庁当局でも同様の認識があったのでしょう。

本来のⅠAの難易度に戻すべく、全体的な定員削減の中でも狙い撃ちにされたようです。

今年は専門論文が書けなくても受かるような甘い考えではダメかもしれません。

 

ⅠA受験者は年齢制限さえ満たしておれば、必ずⅠBを併願することをお奨めします。

とくに今から準備するなら新方式がお奨めです。

 

新方式の1次試験も、ここ数年、一般方式に比べて、

「よくこれで受かるな」というレベルでしたが、今年は定員が1割減になり、

かつ知能の配点が高まったため(「都庁Ⅰ類B 新方式 採用試験の見直し(変更)について」参照)、

気を引き締めなければなりません。

 

ただ、昨年も民間の就活状況が順調でしたので、そのあおりで都庁の受験者数が減れば、

採用予定数減を相殺してくれるかもしれません。

 

いずれにせよ、難しくなることを覚悟で、あと2か月、気を引き締めて勉強しましょう。