最近、今年の都庁受験に向けた個別相談が増えています。

「今から3か月で間に合うのか」という不安を抱えて来られますが、

ⅠBの一般方式、新方式、ⅠAのメリット・デメリットを丁寧に説明し、

相談者の状況により、(併願を含め)どれで行くのが良いかをアドバイスしています。

 

今回は、ⅠAの意外な難易度について書きます。

少なくともここ数年は、「ⅠAに合格するのはⅠBより難しくない」という、

ⅠA対象年齢の方には「好都合な真実」があります。

 

ⅠAは主として院生対象の試験ですから、本来はⅠBより難しいはずです。

少なくとも専門論文の問題を見る限り、ⅠBの専門論文より格段に難しいです。

 

ところが、3年くらい前から、うちの塾生で、ⅠBで落ちたけどⅠAで受かるという人が出始めました。

当初は「たまたまだろう」ぐらいに思っていたのですが、1昨年、昨年と、そのケースは増えてきています。

 

これは択一の足切り点がⅠAのほうが1割ぐらい低いことが原因ですが、それだけではありません。

この3年、ⅠAで合格した塾生の中に、専門科目で出題されている科目を院や大学で専攻した人はいません。

ほぼ全員が、院に行っていないただの浪人生や社会人経験者です。

このような方たちはみなさん「公共政策」を選択して受験します。

ですが、喜治塾では「公共政策」は教えていませんし、合格者も独学でやっていません。

昨年、ⅠAで3位で合格した塾生も「公共政策」には手をつけませんでした。

 

つまり、「専門論文は書けなくても受かる試験」だと言うことです。

これは、ⅠAほどではないですが、ⅠBでも言えることです。

 

では、合否は何で決まるのか。

資料型の政策論文です。

これが得意な人は、公共政策であれば何とかごまかして答案を作れてしまいます。

受験生が多かった時代にはそれでは受かりませんが、現在であれば十分受かるチャンスがあります。

 

資料型の政策論文は、しっかりと時間をとって対策すれば必ず突破できます。

このノウハウについては、ぜひ喜治塾の「都庁論文道場」のご利用をお奨めします。

すでに開講していますが、遡ってWebで受講することも可能です。

独学で暗中模索するのはリスクが高いです。

 

せっかく年齢要件を満たしているのに、「ⅠAは難しいから受かるはずがない」と決めてしまう人がいます。

非常にもったいないことです。

とくに時間のない社会人の方には、ⅠB一般方式ではなく、「ⅠA + 新方式」という受け方をお奨めしています。

この組み合わせであれば、社会人でも十分にチャンスがあります。

 

より詳しい説明を受けたい方は、ぜひ無料受講相談をご利用下さい。