小学生の頃、父が毎日野球見てたから何となく一緒に見てたけど、本格的に見るきっかけになったのは中学入って片思いしてた先輩が野球部のキャプテンだったから。弟にルール教えてもらいながら見てるうちに今中投手に惚れてそのまま野球ファンになった。
サッカーもJリーグが開幕してルール覚えて熱中したり。ラグビーもやっぱり平尾に惚れてルール覚えようとしたし、蝶野のファンになり、これまたルールを覚えようと真剣に見たり。
だから、昔から口に出したりしないけど、ろくにルールも覚えず日本が勝ったとキャーキャー騒ぐだけの、にわかファンって好きじゃなかった。
2002年のワールドカップの時の日本中の熱狂ぶりにやたら嫌悪感が出てしまい、でもそれが何の感情か自分でも理解できず、モヤモヤしてた時。その3、4年くらい前に存在を知って大好きになった、ナンシー関氏がブログで取り上げてたのを読んだ。内容までは覚えてないんだけど、私が狂気を感じた理由が書いてあり、感銘すら受けた。
そのブログ探しだけど、もう見つからないんだよね。
そのコラム発表してから割とすぐ。2002年6月12日。ナンシーは逝ってしまった。
ナンシーは、私がTVで見て言葉に出来ないモヤモヤした感情を明確に書いてくれてて、当時大好きな作家さんだった。
ちなみに私が学生の時、徹子の部屋で芸人がゲスト回の時毎回録画して観てた時に、「よくわからないけど見てはいけないものを見た」気分にさせられた。それは何故なのか見事に表現してくれたのもナンシーだった。
これ99年のコラム。アメトーークで取り上げられるよりずっと前。ナンシーはいつも私の気持ちを理解してくれる人、って何となく勝手に思ってた。毎年6月になると、ナンシーを思い出す。むしろTV見てるといつもナンシーはどう思うかな?なんていまだに思う。ナンシーのようなコラムニストなんてもう出てこないだろうな。残念。