「J-AC TOP40」2023年12月30日付けチャートを振り返ります。

 

 

26~40位

 

 

 初登場は1組で星野源さんです。⇒初登場・圏外曲の紹介はこちらから

 

 アップは4曲アップ。先週40位初登場のimase、37位初登場のTWICEは微上げとなりました。12月スマッシュブレイクのプッシュプルポットは5ランクアップで20位台に到達!先々週、8週ぶりにリエントリーした「るろうの形代」は、先週の32位から3ランクの再浮上で初の20位台入りを決めています。

 

 ダウン曲は10曲ダウン。先週、9ランクと大きく上げていたSKY-HI×Nissyの「SUPER IDOL」は、配信の勢いが落ちたのか7ランクと大きく降下ガーン。快進撃は1週に終わり、この曲が今週の最大ダウンです。

 

 年末ということで入れ替わりが少なく、ロングエントリー勢のサザン、いきものがかり、ビッケブランカ、それにエレファントカシマシらがしっかりと30位台に残留を決めています。

 

 

11~25位

 

 

 初登場は1曲。竹内まりやさんが20位に飛び込み、この曲が今週の初登場最高位です。

 

 ジャンプアップが2曲。先週26位に初登場したザ・クロマニヨンズの「あいのロックンロール」は、CDセールスを獲得し10ランクと大きく上げてきましたアップ。来週はトップ10入りの有力候補です。

 

 そして、19位にはなんとこちらの楽曲が...!

 

 

 

 先週まで少しずつ順位を下げていた星野源さんの「生命体」が、なんとここに来て10ランクの再浮上!アップいやあ、これは驚きました。12月27日に両A面シングル「光の跡/生命体」をリリースした影響だと思われますが、今週は「光の跡」が初登場していましたが、まさかこの曲まで大きく上げてくるとは思いませんでしたね。今週で19週目となり、最長エントリーも継続中の「生命体」。紅白歌合戦でも披露されますし、年明け以降、さらに順位を上げるような展開もあるのでしょうか。楽しみです。

 

 その他のアップ勢は、エントリー3週目のBUMP OF CHICKEN「Sleeping Walking Orchestra」アップ。1月クールのアニメ主題歌ですが、3週目で早くも13位に付け、年明けはいよいよトップ10入り候補です。

 

 ダウン勢は最大でも5ランクダウンと小幅な動きになりましたダウン。「日常」「最高到達点」「more than words」といった年間入りも果たしたロングヒット勢が今週もチャートインを伸ばしています。

 

 トップ10落ちは2曲ダウン。9月30日から長くトップ10をキープし、1位をキープしたAdoの「唱」はついにトップ10落ち。トップ10内は13週で、これは「新時代」の19週に次ぐ自身2位の好記録です。そして、CDシングルのリリースにより先週トップ10に返り咲きを果たしたYOASOBIの「勇者」は残念ながら1週で再びトップ10落ちとなりました(9→11位)。

 

 ここからはトップ10を振り返ります。

 

 

THIS WEEK'S TOP10

 

 トップ10入りは2曲です。

 

 

 

No.10

 

 

 

「想望」福山雅治

■36→23→13→10位(4週目)

■「零-ZERO-」以来5年7か月ぶり、2015年以降では4曲目のトップ10入り

 

 福山雅治さんの最新曲がトップ10入り。なんと、2018年の「零-ZERO-」以来となるトップ10入りです。初登場36位からの急上昇で、4週目のトップ10入りを決めました。主題歌になっている映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」が大ヒット。映画のヒット効果もあり、配信成績を伸ばしています。

 

 

No.6

 

 

 

「SOULSOUP」Offcial髭男dism

■18→6位(2週目)

■「日常」以来3か月ぶり、19曲連続20曲目のトップ10入り

 

 こちらはトップ10常連中の常連、Official髭男dism。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の主題歌に起用されている最新曲「SOULSOUP」が、先週初登場18位から12ランクの特大アップでいきなり6位に飛び込んできました。私も映画を観てきましたが、髭男の主題歌、最高でしたね!アーニャがこの曲に合わせてダンスを披露するのですが、もうそれがかわいいのなんのって。最高の主題歌でした。Spotifyの再生数は早くも350万回超え。配信オンリーながら、この先は1位候補となりそうです。

 

 では、今週のトップ10の発表です。

 

 

 トップ10入りは福山さんとOfficial髭男dism。髭男は一気に6位まで持っていきました。

 

 桑田佳祐さんと松任谷由実さんによるコラボ曲「Kissin' Christmas」はエントリー5週目でトップ3入り。20日にリリースされたCDのセールス(3位)に加え、クリスマスシーズンに大量のオンエアを稼ぎました。ただ、来週以降はオンエアが激減し、厳しくなることも予想されます。どこまで上位にとどまれるでしょうか。

 

 トップ10内最上位はKing Gnuの「SPECIALZ」で、今週もトップ5をキープ。15週目のトップ10入りとなり、年間チャートでも11位の好成績でした(リリースがもう少し前ならば、間違いなく年間トップ10だったでしょう)。藤井風さんの「花」とビッケブランカの「Bitter」は今週も好調で、2ケタ10週目のトップ10入りを決めました。

 

 

 

THIS WEEK'S NO.1

 

 

 

まじかるクラウン「花になって」緑黄色社会(v3、8週目)まじかるクラウン

 

 緑黄色社会の「花になって」が見事3連覇を達成!12月16日に自身初となる1位を獲得し、そこから堂々の3連覇。2023年チャートを1位で締めくくりました。あいみょんの有力なシングル「あのね」を抑えての1位であり、見事です。

 

 J-ACチャートは、年間最後に1位だった曲が新年も1位を獲得することがここ10年ほど続いています。いわゆる「年またぎの1位」の法則ですが、緑黄色社会もその法則どおりとなるでしょうか。新年最初のチャートに注目です。

 

 さて、そんな緑黄色社会ですが、大みそかには「紅白歌合戦」に出場。「キャラクター」を披露します。こちらのステージ、そして来年以降のさらなる飛躍も楽しみですね。

 

 以上、2023年12月30日付けチャートの振り返りでした。

 次回は1月6日付け、新年最初のチャートでお会いしましょう。皆様、どうか良いお年をお迎えください!