安倍川探石 50「幻の青黒翡翠」 | 晴れのち曇り時々Ameブロ

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早朝の安倍川風景

早朝の奥静風景、この季節は4時半位から明るい。
ここ数か月間で、随分と陽が長くなりましたね。
ということで、昨日も朝から安倍川へ出掛けて来ました。
野生の鹿が川原を飛び跳ねている中、小一時間歩いて見つけたのがこちらの石。

安倍川の黒翡翠原石

朝日に照らされて、神々しく輝いているこちらの石。
最初は「ロディン岩かな?」とも思ったのですが、一旦持ち帰り調べてみることに・・・
よくよく考えると、黒いロディン岩なんて聞かないですもんね。
ただ、黒翡翠は判別が難しい。
その上、安倍川には真黒石や馬蹄石等の黒色系の石が多いのですよ。
これまでも、それらしい石を何個が持ち帰っているのですが、結果微妙な感じなものばかりでしたね。

安倍川の黒翡翠原石

そんな難易度が高く珍しい黒翡翠と思しき石、自宅に持ち帰り洗剤を使い綺麗に洗ってみると、見ての通り雰囲気が良く素敵な石でした。
硬質でずっしりと重く、質感も申し分ない。
普通はこれだけだと黒翡翠と判断が付かないのですが、今回決めてになったのはこの部分です。

安倍川の黒翡翠原石

裏側一面だけが、白×緑になっている。
黒の部分だけだと、ちょっと判断が付かないのですが、この部分があることにより少なくともロディン岩か翡翠の二択に絞られる。
ぱっと見、口坂本温泉周辺の沢筋から流れて来たロディン岩のようにも見えなくはないのですが、強い光を当てるとキラキラと結晶が輝いているので、おそらく仙俣川から流れて来たもののよう・・・
大半を占める黒色の部分には、肉眼では殆ど結晶が見れないのですが、ルーペで確認すると何かそれらしいものがあるような無いような・・・(^^;)
翡翠特有の風化面も見られるし、どうやら黒系の翡翠で間違いなさそうですね。

これが黒翡翠だとしたら、結構大き目なのでかなり希少価値があると思うのですが、黒翡翠は判断が難しいので、今の段階では7(翡翠):3(その他)ぐらいな感じでは見ています。
今まで拾った石の中では、一番黒翡翠の確立が高いものを今回は授かることが出来ました。
それと、この石のヤバイところは、緑寄りの黒ではなく青寄りの黒というところ。
もしかしたら、黒翡翠ではなく青翡翠に分類されるのか?

黒翡翠?青翡翠?

色が分かりやすいように、フラットな自然光で撮影してみましたが、肉眼で見ても正にこんな感じの色。
表面に蛇紋岩の痕跡が少し残っているので、そちら系の石では間違いなさそう・・・
「群青色」という表現が一番ピッタリくると思うのですが、ともかく無茶苦茶カッコイイ石。
背景に写り込んでいる大きな翡翠原石もそうですが、ここ最近はかなり良い石が拾えています♪



ダイヤモンド