男のジブリ飯。 -105ページ目

いじめ カッコ悪い

仕事に楽しさを感じたことはある。

でも、仕事を楽しいと感じたことはない。

何が違うって?

わかりやすい例で言えば、

相武紗季のあるスナップにエロさを感じたことはある。

でも、相武紗季自身をエロいと感じたことはない。

そういうことだ。

あいざわひとみのバストにデカさを感じたことはある。

でも、あいざわひとみのバストをデカいと感じたことはない。


…いや、デカいだろ。どう見ても。



こんばんわ。もじぱっぷです。


ほら、僕って、いじめが嫌いな人じゃないですか。
いじめ撲滅運動の過激派で超有名じゃないですか。
いじめ界のビンラディンだか、そうでないだか。しつこいですか。そうですか。


いじめって聞くたびに、胸にこう、どす黒いイヤな感じが広がるのは、
きっと僕だけじゃないと思うんです。


まぁ、幸いなことに、僕自身はいじめは受けてこなかったんですよ。

僕みたいな能天気人間はそうそうイジメを受けることはないんじゃないかって
思われるみなさんの気持ちもわかります。わかりますよ。

でもそうは問屋が卸さないわけですよ。
せっかく仕入れた商品を卸してくれないわけですよ。問屋なのに。


僕はですね、ちっちゃいころは肌が弱かったんです。
湿疹だか、飛び火だか知らないけど、猛烈に肌が弱かったんです。

怪我をすればそこが膿み、飛び火と化す。何もないところからも飛び火が生まれる。
痒いから掻いちゃうんだけど、その手で他を掻くもんだから、膿みの海は広がるばかりです。

ついには、頭部まで飛び火。
おい、誰が頭ン中が膿んでるって言った。頭皮だよ、とうひ!

膿みが膿みを生むんです。どうですか、この地獄みたいなダジャレは。


そんな悪意に満ち満ちたダジャレを体言した僕の体は、どんな状態でしょう?

肌が膿むってどんな状態だと思いますか。
それが「伝染る」ってどんなふうに思われると思いますか。

そりゃぁ、もう、ひた隠しですよ。
僕は、バレたらどうしようって、ひた隠すわけですよ。

でも、膿みを隠すのに、ガーゼとか、包帯とかたくさん巻くわけでしょ?
違和感たっぷりなんですよ。

胸が小さいあいざわひとみ並に違和感たっぷりなんですよ。

*ちなみに、あいざわひとみはこれっぽっちも好きではありません。念のため。
 僕はさきたん(相武紗季)とみほたん(田中美保) 二筋です。


でも、いじめられなかった! 僕は隠し通した!

「どうしたの?」と聞かれても「へへへ。転んじゃって」

転んだにしては不自然な位置にガーゼとか貼ってるけど!
お前、どう転んだら、くるぶしと内股とわき腹を怪我するんだって話だけど!

僕は隠したんです!



今思っても、僕はよく隠せたな、って思うわけです。




そんな思いに耽って、母とその昔を振り返って話してたんです。
正月のときくらいだったかしらん。




母「お前もよく、ホータイ男だとか、伝染るから近づくな!とかよく言われてたよねぇ」



ん?

なんのことです、マイマザー?



母「2丁目の小前頭(仮名)くんとか、綾小路(仮名)くんとか。よく言われてたじゃない。
  あいつに触ると伝染るらしいぜぇー、とか。」



あぁ、僕、いじめを受けていたのですか。マイマザー。
記憶がないのは、現実逃避をしたからなのですか。

どっちかって言ったら、いじめするほうぐらいの立場感
だった気がしなくもないんだけどなぁ。




はっはっは、いやいやいや…





…あいつらぁ、ぜってぇゆるさねぇからなぁっっっ!!!

(もはや顔すらおぼろげな相手ですが)

HIDEKI感激★

ブーメラン ブーメラン ブーメラン ブーメラン
きっとあなたは戻ってくるだろう。

いやいや、ブーメランを戻ってくるように投げるのって
けっこうテクニックがいるんですよ、西城さん。

こんばんは。もじぱっぷです。

ホントはね、ブーメランについて語ろうと思ったわけ。
ブーメランがなんで戻ってくるのか!?っていう、調べりゃいいじゃん的な議題を持ち出して、
熱く、そして熱く語ろうと思ったわけ。

底を凹ますことで浮力を上げるだとか、回転することで空気抵抗を低くするだとか。
今頭ん中にある知識を総動員させて、僕なりの答えを導き出してやろうと。
きゃーもじぱっぷさん、あったまいー!って黄色い歓声を浴びて、いやぁそれほどでも、あるよ!
っていう、冷静と情熱の間(=シラケている)的なギャグで日記を終わらせようと思った。

結局ね、なんで戻ってくるのか、って解答が出せなかったから、
今日のこの話はなかったことにするよ。冒頭のネタフリも無駄。西城さん、ごめんなさい。

今日ドンキでブーメランパンツ買って帰るから、それで許してね。


七夕にこんなネタでごめんね。




ごきげんよう、さようなら。

夏の夜をホラーにおとどけ




今夜も汗ばむ夜を過ごすあなたに、

ひとつ、背筋も凍てつかせるお話を差し上げたいと思います・・・。






あれは、つい先週のある日の夜のこと。




僕は、いつものように仕事が長引き、残業をしていた。
休み明けということもあり、だらだらと気だるく社内作業。

同僚や先輩はすでに先に帰っていた。



時刻は日付を変えた。
僕はそろそろ帰宅の準備を始めた。


10数分の電車に揺られ、一人暮らしにはそぐわない
閑静な住宅街の広がる駅に降りる。


いつもの遅い帰り道。


今夜は、気のせいか、なぜか辺りに人は少なく、
しんと静まり返っている。
コツコツとなる僕の靴音がやけに大きく響く。


客足の見込めないこの時間帯に営業している店はなく、
どこかしこも閉まっているシャッターの金属が、
その音を余計に高鳴らせる。


いつもと同じはずの帰り道。
なのに、今夜だけは、どこか違った雰囲気を醸していた。
気味の悪いどんよりとした空気が辺りを包んでいる。


僕の住まいの生活行動圏内には24時間営業している店はなく、
唯一と言っても過言ではないコンビニが帰り道の途中にある。


大きく数字の7が書かれた電飾看板は、まばゆいくらいに
煌々と辺りを照らす。


いつもならなんでもない、そのただの光は、
今夜の僕をほっとさせた。


一瞬、僕の後ろで何かがよぎった。
振り返るが、何かが通った気配はない。


・・・猫だろうか?
・・・それとも気のせいか?

しかし、何かがよぎったと感じた感覚は確かにあった。

僕はそれを、すぐ後に吹いたそよ風のせいにして、
コンビニへの足を速めた。


インスタントな健康への気遣いとして恒例となった
「調整豆乳」と「1日野菜」の小型パックをセットで手に取る。

レジ横に並べられたフライドチキンやフランクフルトを
横目で見つつ、腹をさすりながらサラダのカロリー表示を
確認して、買い物籠にたたきいれた。




・・・今日は買って帰るか。


雑誌棚の左端にこっそりと設けられた
「18歳未満閲読禁止 成年男子向けアダルト誌」のコーナー。
簡単に一言で片付けるなら、「エロ本」のこと。


その中の1冊を手に取り、買い物籠に入れる。
その瞬間、また背筋がヒヤっとする。


コンビニに入ってからは、安心してしまったためか、
すっかり、今夜の小気味悪い雰囲気のことは忘れていた。


なんだろう・・・。イヤな予感がする・・・。

とにかく僕は会計をさっさと済ませ、家路を急いだ。


しかし、コンビニからの帰り道中、背筋が凍りつく感覚が止まらない。
いやむしろ、家が近づくにつれ、その感覚がどんどん大きくなる。

額にはあぶら汗がこびりつき、鳥肌は僕の両腕全体を侵食していく。


その感覚を否定し続け、僕はようやく家にたどり着いた。


鍵を取り出すものの、焦ってしまい手元がおぼつかず鍵を落とす。
舌打ちしながら鍵を拾い、ドアを開けた。







ドアを開け、部屋に足を一歩踏み入れた。
今までで一番大きな緊張を感じた。
不安・恐怖・驚嘆の入り混じった、とてつもない嫌悪感。




何かが、いる。




ゆっくり、ゆっくり、一歩ずつ、真っ暗な部屋に向かう。

玄関の明かりは点いているものの、部屋のドアが中身を見せることを阻む。
ドアの真ん中にはガラスが付けられているが、玄関の明かりが
ガラスで反射され、部屋の奥の様子はまったくわからない。

今夜ほど、このドアを憎らしく思ったことはない。


物音をできるだけ立てないように。
意識せずとも、その足はすり足になる。


ドアノブにそっと手をかけ、開いたちょっと隙間から
部屋の入口すぐそばの電気のスイッチに左手を伸ばす。


1回押せば、部屋の明かりは点く。

1回押せば・・・。


覚悟が決まらない。
右手は、緊張を押し殺すように、強く握り締められている。




心の中で、カウントダウンをした。




3・・・




2・・・




1・・・




意を決して、僕は部屋の明かりをつけた。











「う、うわああああああああああああ」













「同じエロ本を買ってるぅぅぅっぅぅ」








        終。