昨晩、唐突にある光景を思い出した。

 

 

それは、長男がまだ小さい頃。毎晩寝かしつけをしていた時に必ず、「お母さん、大好きだよ」「お母さんが大好きだから、いつまでもいつまでも、一緒にいたいんだよ」と言ってくれていたこと。

 

 

発達凸凹があるせいか、年齢よりも情緒が幼いところがあった長男は、保育園の頃は拙い言葉で、それでも小学校の高学年になるくらいまで、かなり頻繁にこう言ってくれていた。その度に、「ありがとう。お母さんも大好きだよ」と言って、ぎゅーっとハグをしていたけれど・・・・。

 

 

なんとなく、単に私が好きだからの行動からだけではなくて、その奥に、大きな不安が隠れているように感じていた。

 

 

 

その不安が何から来るものなのかは分からなかったけれど、おそらく単なる思い過ごしではなかったと思う。

 

 

 

そのうち、長男が小学6年生で、当時小学2年生の次男が完全不登校になり、わたしもうつ病になった。自分の治療、次男への対応、長男の療育、そして怒涛のように迫ってくる、小学校卒業に向けた学校イベントに、まだ不登校に対する気持ちの整理ができないままの日々に、長男に心を配る余裕が全くなくなっていった。

 

 

 

それまで、療育や学童などに時間を取られてきた長男に対して、ずっと「いい子」でほったらかしだった次男への罪悪感が大きくなり、わたしの心の配分は、ほとんど次男になったと思う。今まで長男ばっかりだたから、もういいだろう、という気持ちもあった。けれど、基本的には私が不器用だったことが大きな理由だったと思う。

 

 

でも、今ふと思った。あの時いつも、「大好きだよ」と言ってくれていたのは、長男の方から。言われる前に私から、「大好きだよ。生まれてきてくれてありがとう」と伝え続けることが、どうしてできなかったのだろう。

手を離しても、目を離しても、心を次男に配ることが増えても、毎日毎日抱きしめて、「大好きだよ」と伝え続けていたら、今見たいに、「子供の頃に、お父さんに怒鳴られたから、人生めちゃくちゃになった。生まれてきて意味なんてなかった」なんてこと、思わなかったのではないだろうか。

苦しいことがあっても、心から安心できるところがあると思えていれば、辛いことも跳ね除けられrたのではないだろうか。

 

 

先日、長男は父親と話をして、「あの時は仕方なかったんだ」と、一度は腹落ちしたようではある。

 

 

 

でも、頭で理解できても、腹落ちするには時間がかかるのが人間というもの。一昨日の夜も、また闇落ちモードになっていて、いつものネガティブなやりとりをふっかけてきた。

 

 

その後丸1日たって、長男から、「大好きだよ」と言ってくれていた光景を思い出した。そして、「もしかして、もっと毎日大好きで包み込んでいれば・・・」という後悔が、私にしては珍しく、波のように押し寄せた。

 

 

 

「大好きだよ」と言いながらも、長男の目の奥にあると感じていた、大きな不安の影。もしかしたら、厳しかった父親への恐怖から生まれたものかもしれないし、努力しても努力しても、なぜかトラブルを引き起こしてしまうことへの不安だったかもしれない。


長男の目の奥に潜んでいた不安の陰は、このままの自分では、大好きなお母さんに見捨てられるという不安だったのではないか。




 

 

 

不安から脱出できるのは、やはり安心だと思う。1人でもいいから、自分のことを丸ごとありのままで受け止めてくれる人がいると思えると、そこから羽は広がってゆく。

でも、残念ながら私は、長男にとってそう思ってもらえる母親ではなかった。

 

 

 

もうやり直すことはできないから、証明することはできない。でもおそらく、見当はずれな推測ではないと思う。

 

 

 

だからどうか、今まだお子さんが小さいママは特に、その愛情をしっかりと形にして伝え続けて欲しい。言葉と態度という形に変えて、愛情のシャワーを、本人が感じられる形にして、浴びせ続けてあげてほしい。

それは、甘やかしではなく、子供に必要な栄養素だ。

 

 

そんな形にしなくても、気持ちをしっかり汲んで感じ取れる子もいるけれど、そうじゃない子もいるから。

 

 

もし、そうじゃない子に対して、形にして伝えてあげられなかった、というママは、じゃあ今からやっていこう?

私も、諦めずにがんばる。ずっとずっと、伝え続ける。

 

 

 

最近少しずつ、広大な砂漠に水が染み渡っているように思える日も出てきた。だから、いつからでも遅くはないと思う。伝えることは、自分にもできることだから。諦めなくてもいいことだと思う。

いつかきっと届くと信じて、一緒にがんばろう?

 

 

 

【本日締め切り!!!】

 

 

 
 
 
 

 

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