昨日のブログの続きです。
大きなインナーチャイルドが出てきて、えみさんに「沢山話を聞いて、相談してごらん」と言われたとき。すでに癒しが始まった感覚がありました。それまでは反発するような、トゲトゲした体感があったんですが、次第に泣きたい気持ちになったから。
インナーチャイルド。見つけさえすれば、今の私は自分で癒すことができるので、終了後に近所の八百屋に行きながらも、ずっと話しかけながら歩いていました。
いつもの八百屋さんで、玉ねぎとピーマンを買おうとしたら、ここしばらくずっと店頭で並んでいた、いちごがとっても気になりました。
私ね、いちごが大好き。加工されたお菓子はじゃ許せないくらい、いちごが好き。でももう、何年も自分のためにも家族のためにも、いちごなんて買っていなかった。
ふと、なんでだろうって思ったんです。昨日も書いたけれど、お洋服やインテリア、講座や飲み会代などには惜しむことなく使っちゃうのに、こうしたちょっとした贅沢食材には、「節約だから」と言い聞かせて使おうとしない。なんでだろう。1パック380円のいちご。確かにすぐなくなってしまうけれど、大した金額じゃないし、旬の時期が一番美味しいのに。
買っちゃおうかな。そう思った瞬間、ぱっと思い出したことがありました。
晩ご飯が食べられない言い訳のために、おやつなどを一切我慢していた、子ども時代を。
以前にも書きましたが、私は子どもの頃から小食。本当に食が細くて、すぐにお腹いっぱいになってしまう。大皿料理だと手をつけない私のために、母はおかず一品一品を、全て小皿に取り分けて、各自の前に並べる、という手法をとっていました。
でも、それは私にとって、ノルマにしか見えませんでした。
母としては、せめてそれくらい食べてほしい、というノルマ。
私にとっては、せめてそれくらいは食べないといけない、というノルマ。
頑張って食べても、どうしても無理なことがある。そんな時に、どんなに頑張っても無理なんだ、の言い訳にするために、日中におやつを食べることを、ある日からやめたんですね。
「おやつばっかり食べるから、晩ご飯が食べられない!」と言われないように。おやつを食べていなくても、無理なんだって主張を認めてもらうために。怒られないために。
いつしかそれがルールになってしまって、自分自身へ「食べること」の許可を出さずにきていたように思います。それでは体がもたないと思い、食べる努力をしてきたし、ある程度食べられるようにもなってきた。なんなら、食べたいと思うことも増えてきたし、楽しんで食べられるようにもなってきた。
ただ、甘いものとか、ちょっとしたおやつやフルーツというものに対しては、頑なにそのルールを握りしめたままだったんじゃないだろうか。
そんな気持ちが湧いてきて、思い切っていちごを1パック、購入しました。それでも結局、私は1つ食べただけで、あとは全部息子たちに出したけど。
でも、いつも自分は食べないで他の人優先にしているから、1つを食べただけでもかなり満足。だって、また買えばいいんだから。
ここまでの気持ちに、ずっと気がつかずに過ごしてきたけれど、いちど緩んだのできっと出やすくなったように感じます。今までも何度も、インナーチャイルドとは対話していたけど、今回出てきたインナーチャイルドは、まさに過去の自分自身。
出てきたインナーチャイルドに名前をつける手法もあるけれど、そんな必要を感じないほど、自分自身。
その後も隙間時間を見つけては対話をしてきたら、出てくる出てくる。
生まれて初めて読んだ漫画が面白すぎて、母にストーリーと話していたら、「お母さんは漫画嫌い。もっと楽しい話が聞きたい」と言われ、何を話していいか分からなくなったこと。
ある日、毎週父が買ってくれたジャンプを、「もう来週からは買わない。自分たちで買って」と言われたこと。
滑り止めの私立大学の入学金を、「なんでこんな大金、行くかも分からない学校に払わんといかんの」と言われこと。
お姉ちゃんなんだからと我慢を強要されたこと。
妹はいつもお下がりなのに、あんたはいつも新品だから感謝しなさいと言われたこと。
小学校のそろばんケース。私は安いチェックの可愛いのが欲しかったのに、「いいものを持っていたほうがいいだろう」と、それを無視されて、高いけれどやぼったいケースを勝手に注文されたこと。
いつしか、本当の自分の気持ちを話すことができなくなっていた。
欲しいものをおねだりすることも、できなくなっていた。
親に反発しながらも、きっと心は傷ついていたんだろう。
さっき書いたことについて、恨みの気持ちは全くないし、今はもう全て昇華して、許せている。
でもそれは大人の私がそうであっただけで、きっと子どもの私は、傷ついたままだったんだろう。
だから、親に謝ってほしいとか、そういうのではない。
私の話を聞いてほしかった。
楽しいことを、ただ共有したいだけだった。
欲しいものを、欲しいと言いたかった。
合格しておめでとうと言って欲しかった。
私の意思を聞いて、尊重して欲しかった。
小食の私を認めて欲しかった。
ご飯が食べられなくても、お菓子食べていいよって言って欲しかった。
気がついて欲しかったこと、やって欲しかったことを、今しっかりインナーチャイルドと向き合って、寄り添っていく。
その上で、どうしたい?と聞いていく。
もう、怯えなくていい。気にしなくていい。だから、何したいか教えて。話し合おうって。
インナーチャイルドの本当の想いは、本当にいじましく、ささやかな物ばかり。恥ずかしくなるくらい、ちっぽけで、大事なことばかり。
それに気が付いて寄り添っていたら、当時の母が、どうしてズレてしまったのかも、改めて理解することができた。
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