毎年4月になると黄ウナギが市場にどっさり並び、上海名物「響油鳝丝★(最下段に解説しました)」が恋しくなる季節。
しかし同時に、なぜか毎年ゾンビのように蘇る噂がある──「養殖業者が黄ウナギに避妊薬を食べさせている」というものだ。
黄うなぎ=田うなぎ、日本にも西日本以南には居るそうですが、ケンミンショーにも出てこないので食文化として残っていないのでしょうか?
味は、鶏肉と日本鰻の中間。
私は中国で一度食べましたが、香辛料のせいで黄うなぎの味は??でした。

上海市農業科学院の周文宗研究員いわく、
「この噂、もう30年も生き残ってるんですよ。黄ウナギより生命力強い。」
黄ウナギが太くなる本当の理由:まさかの“性転換”
黄ウナギは生まれたときは全員メス。
成長して産卵すると、体内のホルモンバランスが変わり、なんとオスへと性転換する。
そしてオスになると、
卵を産む必要がない
栄養が全部「成長」に回る
結果、太くて立派なボディに
つまり、太い黄ウナギ=自然に性転換したオス。
避妊薬なんて必要なし。
むしろ使うと死ぬ。
実験では死亡率50%超えという悲惨な結果に。
「避妊薬で太らせる」どころか、コスト増+大量死=誰も得しない三重苦で、養殖業者がやる理由ゼロ。
養殖ウナギが太いのは“良い暮らし”のせい
野生:食事は「ある日ある時あるだけ」
水温が低いと冬眠、高いと泥に避暑
天敵から逃げ回る
→ 痩せがち
養殖:水質・水温は快適に管理
ご飯は食べ放題
天敵ゼロ、運動ほぼゼロ
→ そりゃ太る
つまり、養殖ウナギは“食っちゃ寝生活”の結果、ふくよかになるだけ。
野生の方が栄養豊富? → これも誤解
研究結果では、
タンパク質
アミノ酸
ミネラル
いずれも野生と養殖で大差なし。
むしろ養殖の方が成分が安定していることも。
野生は寄生虫や重金属リスクが高いので、安全性では養殖が優勢。
良い黄ウナギの見分け方
周研究員のアドバイス:
“跳ねる力”を見る
元気で体がしっかりしているものが良品
ぐったりして臭いものはNG
まとめ
黄ウナギが太いのは避妊薬のせいではなく、本人の努力(性転換)と恵まれた生活環境のせい。
避妊薬を使うと死ぬので商売にならない。
野生の方が“ワイルドで美味しそう”というイメージはあるが、栄養はほぼ同じ。
良いウナギはよく跳ねる。魚界の「元気な子が一番」。
★響油鳝丝(シャンヨウ・シャンスー)とは、上海を代表する伝統料理で、細切りにした黄ウナギ(鳝魚)を炒め、最後に“熱々の油をジュッとかけて仕上げる”香り豊かな名物料理です。
味と食感の特徴
香り: 熱油がニンニク・葱の香りを一気に引き出す
食感: 鳝丝は柔らかく、ほどよく弾力がある
味わい: 醤油・砂糖・料酒などで甘辛く仕上げる上海風
上海では「白ご飯泥棒」としても有名で、
ご飯にのせると止まらなくなる危険な料理と評されることも。










































