新潟県新発田市へ。旧三宜町遊郭を訪ねてまいりました。三宜町遊郭の名前の由来がこれまた小粋なのですよ。
「月に宜し、雪に宜し、女には殊に宜し」と言う意味を込めて三宜町遊郭と名付けられたとか。
この地に遊郭を誘致した人物が、当初曙町と名付け町に申請を出したのですが、村松町の曙町遊郭と紛らわしいと言う理由で却下。ゆえに三宜町遊郭に決まったようです。
三宜町遊郭、妓楼十九軒、娼妓九十余人。敗戦後、売春防止法施行まで貸座敷二十軒、娼妓百五十人。
現在の新発田市御幸町一丁目が嘗ての三宜町遊郭。なるほど・・・・そう考えると御幸町と言う町名、どことなく艶っぽい趣がありますね。
御幸町一丁目界隈の建物を見て行きましょう。こちらは呉服屋さんでした。
商店街に面した味わいのある建物。元は旅館でしょうか。御幸町と大手町の境に建っています。
玄関付近。
特徴のある窓をしていました。
遊郭時代のメインストリートでしょうか?
新潟県内では良く見かける長屋調の建物。
三宜町遊郭を訪れた遊里探索サイト様も掲載していた物件。カフェー建築調です。
お稲荷様が鎮座されておりました。
遊郭跡地にはお馴染みの銭湯も。屋号はいいでの湯。