M.ブヴァールからのメッセージ その2 | 住友生命いずみホールのブログ

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昨日のブログで、「フランス・オルガン音楽の魅惑」シリーズのプロデューサーを務めるミシェル・ブヴァール氏からの動画メッセージをご覧いただきました。

【昨日のブログはこちら

 

実は、ブヴァール氏は、この動画でたくさんのことをお話しようと準備をしていたのですが、動画のサイズの都合でコンパクトにまとてめてくださったのです。

本来ブヴァール氏がお話になりたかった内容を知っている企画担当桜は、その全文を公開しちゃいますウインク

(もちろん、ブヴァール氏の許可はいただいています)

 

©P.NIN

 

親愛なる音楽愛好家の皆様、住友生命いずみホールの聴衆の皆様!

 

今年は、住友生命いずみホールの名器によるフランス・オルガン音楽のシリーズとして、パリ・ノートルダム寺院の最若年オルガニスト、ヴァンサン・デュボワを招き、1118日にリサイタルを開催します!彼の素晴らしい才能を聴きに来てください!

 

ヴァンサン・デュボワは、2024年のパリ・オリンピックとノートルダム寺院のリニューアル・オープンを数ヶ月後に控え、セザール・フランク、マルセル・デュプレ、オリヴィエ・メシアンなど、19世紀から20世紀にかけてのパリの偉大な作曲家・オルガニストたちの有名な作品を演奏するほか、ルイ・ヴィエルヌ、ピエール・コシュロー...といったノートルダム寺院の偉大なオルガニストの伝統を紹介します。

 

私がこのコンサートで独特な優れた瞬間と思われる事が二つあります。

作曲家ジャン・ルイ・フローレンツによる、ノートルダム寺院のオルガンからインスピレーションを得た、非常に豊かで独創的な音楽言語による驚くべき現代作品。

そして、1954年から1984年までノートルダム寺院のオルガニストを務めた有名なピエール・コシュローによる天才的な即興演奏。それはラヴェルの作品からインスピレーションを得たボレロです。この即興演奏は、2人の打楽器奏者とともに1973年にノートルダム寺院で披露されました。その演奏は録音されていて、 後に彼の息子が楽譜に書き留めました。

今回のコンサートでは、2人の若い日本人打楽器奏者がヴァンサン・デュボワと共演します

 

この歴史的瞬間をお見逃しなくぜひお越しください

 

コンサート直前に行われる、ヴァンサン・デュボワへのインタビューも兼ねたトークでお会いできるのを楽しみにしています

 

ミシェル・ブヴァール

 

 

コンサートは16時からですが、同日14:30よりブヴァール氏によるプレ・レクチャーも実施いたします。

演奏する曲目のことや、ノートルダム大聖堂のこと、そして出演するヴァンサン・デュボワのことなど、様々なお話で、より演奏をお楽しみいただくための導入です。コンサートと合わせてご期待くださいニコニコ

 

◆フランス・オルガン音楽の魅惑 Vol.3 シンフォニーそして現代

【日時】2023年11月18日(土)16時開演

    ※14:30よりプロデューサーM.ブヴァールによるプレ・レクチャー実施(通訳:宇山=ブヴァール・康子)

【出演】ヴァンサン・デュボワ(パイプオルガン)

    森本瑞生、丹治 樹(打楽器)

    ミシェル・ブヴァール(お話/プロデューサー)

公演の詳細は、こちらから。